IoT・M2M・O2O関連銘柄

IoT・M2M・O2O関連とは

IoT(アイ・オー・ティー:Internet of Things)とは、直訳すれば「モノのインターネット」となる。これは世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせインターネットに繋ぐことで利便性を高めようとする動きであり、スマートフォンの普及も重なり実用化が加速している。

M2M (エム・ツー・エム:Machine to Machine)は、直訳すれば「モノ(機械)とモノ(機械)」となる。人の手を解さず機械と機械が通信し合い、自律的に働く仕組みを指す。これは必ずしもインターネットを経由せずとも、オフライン上での仕様も含まれる。

IoT

情報源: シナノ電子技研

O2O(オー・ツー・オー:Online to Offline)は、直訳すれば「オンライン(インターネット)とオフライン(実世界)」となる。主にEコマースなどのマーケティング手法で用いられ、オンラインとオフラインの活動が双方(ネット店舗と実店舗)に高い相乗効果を与えるのではないかと注目されている。

O2O

情報源: O2O (Online to Offline, Offline to Online) | O2O イノベーションラボ

IoT・M2M・O2O関連銘柄一覧

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
3914 ジグソー 人工知能制御によるIoTデータコントロール及び次世代ロボットデータコントロール、ロボット型ソフトウエアモジュール群による全自動IoTプ ラットフォームのクラウド提供、IoT-MVNO及び、次世代OS・セキュリティコンポーネント群の研究開発等を手掛ける。
3918 PCIホールディングス グループのIT技術者を核としたソフトウェア開発を主とする「テクニカルソリューション」、クラウド環境等を活用して顧客企業の事業拡大支援及び業務効率化等を推進する「ビジネスソリューション」、テクニカルソリューション・ビジネスソリューションで得た知見・実績を基盤とし、それらの融合による「IoT/IoEソリューション」を展開。
3917 アイリッジ 次世代O2Oを実現する位置連動型プッシュ通知ASP「 popinfo」を中心に各種スマートフォンサービス、インターネットサービスの開発、提供を行なっている。「popinfo」の利用ユーザー数が、2015年9月に2,500万ユーザーを突破した。
3776 ブロードバンドタワー 「グローバルIoT事業本部」を軸に、地球上のあらゆる人やモノがインターネットに繋がる「アフター・インターネット(AI:After Internet)」の時代に向け、「人工知能(AI:Artificial Intelligence)」を活用する事業を創出する「AI²プロジェクト」を開始。また、豊富なIoT/ビッグデータ活用ソリューションを備えるMicrosoft Azureとの連携をさらに強化することを通じて、IoT時代を見据えたデータ活用基盤を整備・提供。
3690 ロックオン 成長の柱となったのは インターネット広告の効果測定システム「ADEBiS(アドエビス)」。また、商流プラットフォーム「EC‐CUBE 3」はECオープンプラットフォームとしての拡張性を、単なるデバイス対応というWeb領域に留まることなく、スマホアプリやリアルPOSレジ、IoT対応なども視野に入れた、あらゆる関連概念との連携を可能にする、次世代ECオープンプラットフォーム。
3913 sMedio 異なる情報機器をWi―Fiなどの無線通信でつなぐソフトウエアを販売している。外出先から自宅のパソコンを遠隔操作したり、スマホの画像をテレビに映したりすることができる。新規上場での調達資金は、端末同士で直接通信できる「Wi―Fiダイレクト」などの次世代無線通信技術に対応したソフトの開発費などに充当。車載向けやIoT分野への対応を急ぐ方針だという。
6634 ネクスグループ M2Mソリューションを手掛ける。ブレインパッド(3655)と、IoT時代の到来に向け、ネクスの提供するテレマティクスデバイスを利用した、コネクテッドカー(通信機能が付加された車両)ビジネスのためのプラットフォーム構築における協業に合意した。
3916 デジタル・インフォメーション インターネット上のサイバー攻撃に備える情報セキュリティーシステム構築が主要事業。ソフトウェア開発事業では、「事業基盤の強化」と「成長要素の確立」の2軸に力をいれている。「事業基盤の強化」では、既存成長分野(金融・車載等)及び成長顧客の拡大、新たな成長分野(IoT)、医療、ロボット、マイナンバーなど)の確立、「成長要素の確立」では、セキュリティ事業の強化(WebARGUSの拡販、IoT参入、海外展開など)。
3727 アプリックスIPホールディングス 家電機器をInternet of Things(「IoT」)製品にするために必要となるアナログインタフェースを1チップにしたIoT 用アナログ半導体を世界で初めて開発した。会社側は、今回のIoT 用アナログ半導体が、2020年には年間出荷台数が7 億台 に達すると見込まれているIoT 家電機器の起爆剤となり、今後の収益の柱となるIoT事業の圧倒的な競争優位性を確固たるものにする根幹的な技術になっていくと考えているという。

 

M2MからIoTへ更に進化を遂げるIT技術

IoT02

2010年ごろには機械と機械が相互作用し効率を高めるM2Mが話題となったが、2015年はIoTが注目を集めている。インターネットの技術進歩が著しく、ほぼ全てのものがオンライン接続でアップデートやメンテナンス、効率化を図るようになった。スマートフォンなどの携帯デバイス、Apple Watch‎(アップルウォッチ)といったウェアラブル端末の普及が進むことでIoTは更に大きく進化していくだろう。また、IoTはロボット技術、人工知能、自動運転、サイバーセキュリティといった話題のテーマとも関連性が深い。

 

ハンドルのない自動運転車。日産の「IDSコンセプト」

IoTは自動運転車とも深く関わってくる。日産(7201)のコンセプトカー「IDSコンセプト」には自動運転機能が搭載されており、ハンドルの代わりにタッチパネルが搭載されている。まだ試作段階ではありますが、これが未来の車、近い将来の自動運転車のモデルになるかもしれない。

日産の紹介動画では室内からインターネット経由で配車を行い、運転も全てインターネット経由で制御し行う。IoTはカーナビが行っていた渋滞予測や天気予報などを更にパワーアップさせ、安全面と効率を最大限に伸ばすこととなるだろう。

 

「i TamaHome」はiPhoneで家電を操作

i TamaHome

情報源: i TamaHome | 家を建てるならタマホーム株式会社

タマホーム(1419)の「i TamaHome」は住宅設備や家電をiPhone、iPadで操作することができる。操作方法も音声操作、もしくはタッチパネルと誰でも簡単に操作することができ、お年寄りや電機機器操作を苦手とする人にも適した作りとなっている。テレビ、エアコン、カーテンや照明など、インターネットに繋ぐことで利便性が高まることは簡単に想像できるだろう。これもIoT技術として注目を集める分野となる。

 

「カラダのキモチ」、「からだの時計」累計200万契約

カラダのキモチ

情報源: からだの時計 WM | ドコモ・ヘルスケア株式会社

NTTドコモ(9437)オムロン(6645)の合併会社、ドコモ・ヘルスケア株式会社が提供するスマホアプリ、「カラダのキモチ」と「からだの時計」は累計で200万件以上の契約数となっている。スマホ経由でインターネットに接続し、現在の健康状態を把握することで病気の早期発見や肥満対策にも役立つ。IoTならばインターネットに接続し即座に様々な照合を行うことができ正確性は高い。アップデートも容易なことから今後も需要が伸びていくと考えられる。

 

IoTによるビッグデータの収集とその集計、利用まで

IoTとビッグデータ

情報源: ネットコマース株式会社

全てのモノがインターネットに繋がることで利用データの収集は効率化され、その集計も容易となる。更にはその収集データを元に最適な利用方法もインターネット経由で導き出してくれる。ビッグデータの分野こそ、IoT技術が最も活きてくる場と言ってもいいだろう。

家庭用ゲームがインターネットに繋がったことでゲームを行う時間帯調査を自動で行うことができるようになった。SuicaやPASMOのおかげで作業員が手動で集計せずとも駅ごとの利用者数は容易に把握できる。今後は電気メーターのIoT化(スマートメーター)の導入によりどの時間帯が電力を最も消費するのかといった傾向がわかり、より効率の良い発送電で可能となる。IoTはビッグデータは相乗効果をもたらし生活の利便性を高めてくれるだろう。

 

Google Nestの「スマートサーモスタットNest」

スマートサーモスタットNest

情報源: Google、スマートサーモスタットNestをハブとするホームオートメーション・プラットフォームを発表 | TechCrunch Japan

海外のIoT事例もチェックしてみよう。Googleが買収したNest社のサービス「スマートサーモスタットNest」は室内の温度や湿度を自動管理し最適な生活環境を整えてくれる。ガス漏れや煙を感知するセンサーが安全性を高め、行動パターンを学習する人工知能が電力消費を自動調整しエコにも繋がる。先に紹介したタマホーム(1419)の「i TamaHome」や電力測定器のスマートメーターと近い仕様となる。

 

ディズニーワールドのリストバンド「MagicBand」

MagicBand

(C)Disney

もう一つ、海外のIoT事例を紹介。米ディズニーワールドでは2014年にリストバンドタイプの「MagicBand」を発表。「MagicBand」は事前申込で自宅まで郵送してくれる。これは申込時のアカウントと紐付けられており、クレジットカードを登録すればパーク内全ての清算をバンドをかざすだけで行うことができる。パークへの入園、アトラクション、食事、ショッピング、宿泊の場合はホテルのルームキーにもなるという。また、行動履歴もビッグデータとして蓄積することでサービスの向上にも繋がる。今は米ディズニーのみのサービスだが今後日本でも導入される可能性が高い。

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