10日の海外動向と本日の相場見通し メキシコ関税見送りは織り込み済み、日経はもみあい

11日の大阪ナイトセッションの日経先物6月物は前日比40円安の21110円、高値は110044分の21200円、安値は終値でした。10日のNYダウは6日続伸、前週末比78.74ドル高の26062.68ドルでした。ナスダック総合株価指数は同81.068ポイント高の7823.169ポイントでした。トランプ米大統領が7日夜、メキシコからの全輸入品への関税発動を見送ると発表したことが好感されました。NY原油先物相場は3日ぶりに反落、WTI期近の7月物は前週末比0.73ドル安の1バレル53.26ドルでした。NY円相場は3日ぶりに反落、前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=1084050銭でした。

 

米株は堅調ながら、メキシコからの全輸入品への関税発動を見送りは昨日の相場で織り込み済みです。このため、本日の日経平均は膠着する見通しです。想定レンジは21100円±200円程度です。なお、安倍首相は10日の参院決算委員会で、10月の消費税率10%への引き上げを前提とする2019年度予算の着実な執行を強調したことは、増税延期を期待していた一部投資家にとっては悪材料です。このため、上値は重いでしょう。

 

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