7日の海外動向と本日の相場見通し 米株安、ETF分配金捻出売りが重し、日経は軟調

8日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比100円安の22440円、高値は8日00時18分の22570円、安値は8日04時59分の22400円でした。7日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比396.85ドル安の25890.18ドルでした。ナスダック総合株価指数は6日ぶりに反落、同89.76ポイント安の10343.89ポイントでした。ニューヨーク近郊のニューアーク空港を発着する便で夏場の予約が急に減り始めたと伝わったことが嫌気されました。また、マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コムなども売りに押されました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の8月物は前日比0.01ドル安の1バレル40.62ドルでした。NY円相場は反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=107円45~55銭でした。

 

7日のVIX指数は前日比1.49(5.33%)高の29.43でした。また、VIX3Mは同1.09(3.52%)高の32.07で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(1.75%)高の0.92と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。一方、7日の日本では、プット・コールレシオは0.26と前日の0.29からさらに低下し、一段と下値不安が後退した状態で取引を終えています。新高値銘柄数は81、新安値銘柄数は5、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は83.73%と、前日の89.72%からやや低下しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線が7日現在「水平」です。また、転換線は「上向き」です。遅行スパンは26日前よりも上に位置し、雲の上で推移しており、良好な状態です。また、先行スパンのクロスは現在は確認できませんが、直近では6月18日にクロスしたばかりでした。

 

米国株安を受け、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは22500円±250円程度です。一方、7日の上海総合指数は前日比12.4562ポイント高の3345.3369ポイントで、2018年2月6日以来およそ2年5カ月ぶりの高値を付けました。このため、上海株が本日も堅調に推移するようならば、日本株の下支え要因として機能するでしょう。ただし、日本株の主要なETFの決算日が8日と10日に集中しています。このため、分配金を支払うための売りが出る見通しです。市場では分配金支払いに伴う株価指数先物売りは約7000億円に上るという予想があると伝わっています。そして本日分は約3000億円との試算もあるようです。これが当面の需給圧迫要因として意識されるでしょう。

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