3日の海外動向と本日の相場見通し 米国株大幅下落、日経平均も連れ安へ

4日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比400円安の23070円、高値は3日16時30分の23550円、安値は4日00時19分の22970円でした。3日のNYダウは3日ぶりに反落、前日比807.77ドル安の28292.73ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落、同598.34ポイント安の11458.10ポイントでした。GAFAMなど、コロナ禍での株高を牽引してきたハイテク株に売りが膨らみました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の10月物は前日比0.14ドル安の1バレル41.37ドルでした。NY金先物相場は続落、12月物は前日比6.9ドル安の1トロイオンス1937.8ドルでした。NY円相場は横ばい、前日比変わらずの1ドル=106円15~25銭でした。

 

3日のVIX指数は前日比7.03(26.46%)高の33.60でした。また、VIX3Mは同4.96(15.18%)高の37.63で、VIX/VIX3Mレシオは同0.08(9.79%)高の0.89と、依然として1を下回っているので米株式相場は良好です。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)<オプション価格を基に計算しますが、目先の相場が上昇する確率を、下落する確率がどれだけ上回っているかを表す。目先の相場が大きく下落する確率が高まると、Skew指数は大きくなる。>は、前日比3.56(2.52%)高の144.66でした。

 

一方、3日の日本では、プット・コールレシオは3.16と前日の3.87から低下しました。(なお、同レシオの7月9日から16日まで、また、7月22日以降の異常値(過去にない値)とも思える数値は、計算上は正しい数値だということです。プット・コールレシオの算出元の1つである国内個別株を対象とするeワラントの取引が停止となっていることや、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で市場のボラティリティが高まっていたことなどの要因から、プット・コールレシオは大きくブレやすいやすい状況となっていたということです。)新高値銘柄数は76、新安値銘柄数は2、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は108.90と前日の101.76からやや上昇しました。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は3日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線も「水平」から「上向き」に転じました。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上し、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、9月16日です。また、3日現在のMACD(12日-26日)は182.34と前日の163.91から上昇、シグナル(9日)は173.82と前日の171.80から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス8.53と前日のマイナス7.89から上昇し、「買い」に転換しました。

 

3日の米国株式市場では、これまで上昇基調が続いていたハイテク株を中心に利益確定売りが膨らみ、ナスダック総合株価指数は4.96%安となりました。このため、本日の日経平均は大幅安スタートとなるでしょう。想定レンジは23000円±200円程度です。日経平均は昨日、新型コロナウイルスの感染拡大による急落前の2月21日の水準を回復したという達成感もあります。また、日本時間午後9時30分に8月の米雇用統計が発表されることに加え、週明け7日はレーバーデーということで、売り一巡後は様子見気分が強まりそうです。

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