9日の海外動向と本日の相場見通し 東京市場は明日休場、利食い売り優勢の展開に

10日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比100円安の29400円、高値は9日17時33分の29500円、安値は9日20時08分の29350円でした。9日のNYダウは7日ぶりに反落、前日比9.93ドル安の31375.83ドルでした。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同20.055ポイント高の14007.697ポイントと初めて14000台に乗せて取引を終えました。景気敏感株には利益確定売りが出ました。NY原油先物相場は7日続伸、WTI期近の3月物は前日比0.39ドル高の1バレル58.36ドルでした。NY金先物相場は3日続伸、」4月物は前日比3.3ドル高の1トロイオンス1837.5ドルでした。NY円相場は3日続伸、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=104円50~60銭でした。

 

9日のVIX指数は前日比0.39(1.84%)高の21.63でした。また、VIX3Mは同0.46(1.73%)高の27.11で、VIX/VIX3Mレシオは同0.00(0.11%)高の0.80と、9日連続で1を下回っています。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しました。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比3.41(2.50%)高の140.06でした。

 

9日の日本では、プット・コールレシオは0.19と前日の0.25から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は124.12と前日の119.86から上昇しました。新高値銘柄数は104、新安値銘柄数は1でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は9日現在「上向き」継続です。転換線は「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」継続です。また、9日現在のMACD(12日-26日)は426.83と前日の378.47から上昇、シグナル(9日)は367.44と前日の379.66から低下、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス59.39と前日のマイナス1.19から上昇し、「買い」転換です。(買い転換は2月9日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

東京株式市場は、明日が建国記念日のため休場です。また、前日の米国ではナスダックは非常に強い動きでしたが、景気敏感株が利食い売り押され、NYダウは軟調でした。9日の東証1部の騰落レシオ(25日平均)も124.12%と過熱とされる120%を超えてきました。このため、本日は利益確定売りが優勢になりそうです。ただし、日本株の先高観は強いため、下値は堅いでしょう。日経平均の想定レンジは29400円±300円程度です。高値警戒感はあるため、上下1%程度の値幅が出やすい状況は継続する見通しです。

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