30日の海外動向と本日の相場見通し 米長期金利の上昇でグロース株の上値重そう、

30日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比250円高の29330円、高値は30日02時34分の29410円、安値は29日17時22分の29150円でした。29日のNYダウは3日続伸、前週末比98.49ドル高の33171.37ドルと、連日で過去最高値を更新しました。バイデン米大統領が29日の記者会見で、4月19日までに米国民の大人の90%が新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けられるようになるとの見通しを示したことや、スエズ運河庁が29日、運河の通航が再開したと発表したことなどが買い材料になりました。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同79.078ポイント安の13059.647ポイントでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の5月物は前週末比0.59ドル高の1バレル61.56ドルでした。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の5月物は前週末比0.59ドル高の1バレル61.56ドルでした。NY円相場は4日続落、前週末比15銭円安・ドル高の1ドル=109円80~90銭でした。

 

29日のVIX指数は前日比1.88(9.97%)高の20.74でした。また、VIX3Mは同0.88(3.94%)高の23.20で、VIX/VIX3Mレシオは同0.05(5.80%)高の0.89と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.79(1.23%)安の143.67でした。

 

29日の日本では、プット・コールレシオは0.54と前日の0.56から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は137.10と前日の130.63から上昇しました。新高値銘柄数は119、新安値銘柄数は0でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は29日現在「水平」から「下向き」に転換しました。転換線は「水平」を継続しました。転換線と基準線は「逆転」から「好転」に転換しました。遅行スパンは26日前の日足を下回り、「逆転」を継続しています。ですが、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「水平」を継続しました。また、29日現在のMACD(12日-26日)はマイナス21.38、シグナル(9日)は92.69、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス114.08と、「売り」を継続です。(売り転換は3月23日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。

 

本日は3月決算企業の配当権利落ち日で日経平均の配当落ち額は178円程度と予想されています。即日で埋めれば相当強いと思いますが、29日の米10年物国債利回りは前週末比0.04%高の1.71%で取引を終え、ナスダックも反落したことで、グロース株の上値が重そうなため、日経平均の上値は重そうです。日経平均の想定レンジは29300円±400円程度です。

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