6月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

大運(9363)

6月25日、「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ (会社法第 165 条第2項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取得)」を発表しました。これが買い材料視されそうです。取得し得る株式の総数 120万株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合19.31%)、株式の取得価格の総額3億円(上限)、取得期間2021年7月1日~ 2022年6月30日。

 

セントラル総合開発(3238)

6月25日、「株式会社九電工との資本業務提携契約の締結、第三者割当による新株式の発行、主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。九電工(1959)が本拠を置く九州エリアでの再開発・大規模開発案件への参画、用地情報の取得や施工、販売における連携をはじめ、事業エリア拡大や人材交流などを図り、シナジーの発揮を目指します。これに伴い実施する九電工を割当先とする第三者割当増資により、実施後、九電工はセントラル総の筆頭株主となる見通しです。同社は九電工に対して、193万4600株を1株当たり356円で割り当てます。

 

プロルート丸光(8256)

6月25日、「簡易株式交付による株式会社マイクロブラッドサイエンスの子会社化に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。マイクロブラッドサイエンス(MBS) からプロルート丸光により一層協力関係を強化したい旨の要請があり、プロルート丸光としてMBS の要請を検討した結果、MBS の要請が「美と健康」事業への経営資源集中を進めるプロルート丸光の思惑と合致した為、今回の株式交付を行う事となりました。近時、MBS は、新型コロナウイルス感染症対策製品の取り扱いにおいて、一定の知名度を獲得し、大手製薬会社や研究機関との連携を進める中で、血液検査器具等の取り扱いに留まらず、海外企業の日本進出や製薬企業との連携のコーディネイト等、コンサルティングやエージェントとしての役割が大きくなり、業績の拡大と相まってより一層の事業規模の拡大を指向しているとのことです。なお、本株式交付計画に基づき MBS の普通株式1株に対して、プロルート丸光の普通株式 100 株を割当て交付し、プロルート丸光が譲り受ける MBS の普通株式の数の下限は 10751 株とします。プロルート丸光が当該下限の株式数を譲り受けた場合に割当て交付するプロルート丸光の普通株式は 107万5100 株となり、2021年3月20日時点におけるプロルート丸光の発行済株式総数 2841万1840 株に対する割合は 3.78%となります。

 

中外製薬(4519)

6月25日、「アクテムラ、新型コロナウイルス感染症による入院患者を対象とし、ジェネンテックがFDAの緊急使用許可を取得」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社が創製したヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体「アクテムラ」[一般名:トシリズマブ(遺伝子組換え)]について、米国ジェネンテック社が、新型コロナウイルス感染症による入院患者(小児及び成人)を対象とし、米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(Emergency Use Authorization:EUA)を取得した旨のプレスリリースを6月24日(現地時間)に行いました。

 

フォーサイド(2330)

6月25日、「株式会社角川春樹事務所との資本業務提携に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。同社は、角川春樹氏が保有する角川春樹事務所の普通株式 1475 株及び角川春樹事務所が保有する自己株式 448 株、合計 1923 株(発行済み普通株式の 15.0%)を取得する予定です。なお、取得価額については、相手先との守秘義務契約に基づき、公表を差し控えていますが、第三者算定機関による評価を勘案し、相手先との交渉を経て決定しています。また、同日、「当社連結子会社における事業譲受及び株式会社ホールワールドメディアの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」も発表しています。

 

中小企業ホールディングス(1757)

6月25日、「当社子会社による㈱ジールコスメティックス及び㈱ジールバイオテックとの商品の販売に関する総販売店契約締結のお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。6月25日開催の取締役会において、同社子会社であるV BLOCK販売株式会社が、株式会社ジールコスメティックス(「ジール社」)及びジール社の関連会社である株式会社ジールバイオテック(「ジールバイオ社」)との間で、商品の販売に関する総販売店契約を締結することを決議しました。ジール社は、治療ではなく美容で本来の美しい肌を取り戻すための化粧品を企画、研究開発、製造販売する会社として、2011 年1月に設立されました。同社は「ダチョウ抗体」が世の中の様々な問題に貢献できることに着目し、それを配合した化粧品、健康食品、日用品等の製造販売を行っています。ジール社は、2020 年3月に対象となるウイルスのスパイクたんぱく質に吸着する性質を有するダチョウ抗体を配合したスプレー「V BLOCK SPRAY」の開発に成功し製造を行っています。その後も様々な関連商品(「V BLOCK HAND MASK」、「V BLOCK LIP MASK」等)が開発(共同開発、技術提供を含む)されています。ジール社は、本商品等の製造に特化することを目的に、それまでグループにあった販売部門と開発部門を、2021年5月13 日に関連会社として設立したジールバイオ社に集約させることとしました。

大黒屋ホールディングス(6993)

6月25日、「当社代表取締役による「考拉行家说」への出演に関するお知らせ」を発表しました。これが買い材料視されそうです。今般、同社代表取締役社長の小川浩平氏が、アリババグループの越境ECポータルサイト「Kaola(「考拉海購」)」の業界プロによる当該業界を紹介するコラムである「考拉行家说」に登壇します。「考拉海購」は、アリババグループが、アリババグループのプロパーの越境ECポータルサイトである「Tmall Global(天猫国際)」とは別に、2019 年9月に 20 億米ドルで買収した越境ECポータルサイトです。「考拉海購」と「天猫国際」とを合わせると、中国越境 EC の領域において、現在 50%以上のシェアを保有しており、日本、韓国、ヨーロッパ、米国及びアジア等 5,000 社以上の有名ブランドをカバーしています。今回小川浩平氏が登壇する「考拉行家说」は、同氏が日本中古ブランド品業界において、最も成功しているプロ経営者として「考拉海購」に招待されたもので、そのコラムにおいて日本と中国における中古ブランド品業界の状況等について説明をしています。

 

塩野義製薬(4507)

6月26日、「<独自>塩野義の国産ワクチン 年明け6千万人分供給可能」と産経新聞が報じたことが買い材料視されそうです。「塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産・供給できる量が、来年1月から年間最大6千万人分へ倍増することが26日、分かった。これまで「3千万人」としていた。手代木(てしろぎ)功社長が産経新聞のインタビューで明らかにし、「国産ワクチンを安定的に供給したい」と述べた。」とのことです。

 

東京コスモス電機(6772)

6月23日、「株式会社ワコーテックとの力覚センサにおける協業について」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。同社と株式会社ワコーテック(本社:富山県高岡市)は、力覚センサ(DynPick及び関連製品)の次期モデルの開発、製造ならびに販売に関して、2021年6月、業務提携することとしました。

 

Link-U(4446)

6月24日、「出資先のHashpaletteでPalette Token(PLT)の購入申込みを7月1日に受付開始 国内初のIEOとして、Palette Tokenの購入申込みを7月1日より実施」を発表しました。これが引き続き買い材料視されそうです。「Palette Token」は、エンターテインメント領域に特化したNFTプラットフォーム「Palette(パレット)」で利用される、ERC20準拠の暗号資産です。「Palette」という独自に展開するコンソーシアムチェーン上で主に下記にあげる用途に使用することができるユーティリティ性の高いトークンとなっています。

 

相場観

6月25日の日経平均は前日比190.95円(0.66%)高の29066.18円と、続伸しました。5日移動平均線(25日現在28742.27円)、25日移動平均線(同28888.72円)を共に上回っています。一方、75日移動平均線(同29072.68円)は依然下回っています。なお、6月26日の大阪ナイトセッションの日経平均先物9月物は前日比50円安の28990円、高値は26日00時22分の29030円、安値は25日18時14分の28960円でした。25日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は99.56と前日の95.74から上昇しました。新高値銘柄数は64、新安値銘柄数は5でした。また、6月25日現在のMACD(12日-26日)は19.24と前日の4.18から上昇し、シグナル(9日)は49.82と前日の54.63から低下しました。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス30.58と前日のマイナス50.45から上昇したものの、「売り」を継続しました。これは6月21日に売り転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

25日のNYダウは続伸し、前日比237.02ドル高の34433.84ドルでした。S&P500種株価指数は続伸し、同14.21ポイント高の4280.70ポイントと連日で過去最高値を更新しました。一方、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落し、同9.321ポイント安の14360.388ポイントでした。10年物国債利回りは前日比0.03%上昇し1.52%でした終えた。24日にバイデン米大統領と超党派の上院議員らが1兆ドル規模のインフラ投資で合意し、米景気の一段の拡大や国債増発を見越した債券売りが出たためです。この長期金利の上昇がグロース系ハイテク株の売り材料になりました。NYダウとS&P500が強いことはポジティブですが、日経平均との連動性の高いナスダック安はネガティブです。よって、本日の日経平均の上値は重そうです。なお、引き続き、本日終値が、75日移動平均線(25日現在29072.68円)を超えることができるかに注目しています。想定メインレンジは、29000円±300円程度です。

 

物色面では、今週本格化する2月、8月決算発表予定の小売りや外食など企業群に注目します。具体的には、6月28日発表予定のハローズ(2742)、しまむら(8227)、あさひ(3333)、ヒマラヤ(7514)、29日のJ.フロント リテイリング(3086)、ケーヨー(8168)、銚子丸(3075)、DCMホールディングス(3050)、30日のタカキュー(8166)、アダストリア(2685)、ニトリホールディングス(9843)、7月1日のクスリのアオキホールディングス(3549)、平和堂(8276)、2日のハイディ日高(7611)、良品計画(7453)などです。

 

ただし、物色の柱になるようなテーマが見当たらないため、低位株中心に「材料株の日替わり定食相場」がメインシナリオです。

 

一方、6月25日の東証マザーズ指数は前日比15.44p(1.31%)高の1196.68pと、4日続伸しました。5日移動平均線(25日現在1176.86p)、25日移動平均線(同1162.11p)、75日移動平均線(同1179.43p)全て上回っています。出来高は8835万株、売買代金は1353億円でした。5月12日に、2021年3月9日の1113.58pと、2020年12月22日の1125.60pに挟まれた「中期的な下値サポートゾーン」を割り込んだことで、底割れとなり、調整が長期化するリスクが高まっていましたが、このゾーン上限の1125.60pを5月21日に終値で上抜けたことで、調整一巡感が強まりました。よって、5月17日の1040.58pが当面の底値となる見通しです。

 

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