3月28日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

27日の日経平均は前週末比91.62円(0.33%)高の27476.87円と3日ぶりに反発しました。5日移動平均線(27日現在27338.80円)、75日移動平均線(同27214.87円)、100日移動平均線(同27376.99円)、200日移動平均線(同27363.67円)を上回っています。一方、25日移動平均線(同27598.78円)は下回っています。28日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比70円高の27340円、高値は28日04時02分の27350円、安値は27日16時49分の27130円でした。27日の騰落レシオ(6日移動平均)は145.05%でした。新高値銘柄数は33、新安値銘柄数は2でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス41.99、シグナル(9日)は14.28でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス56.27でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「2つ」(前日も2つ)、「天井確認10項目」のうち「2つ」(前日はゼロ)が点灯している状況です。

 

27日のNYダウは3日続伸し、前週末比194.55ドル高の32432.08ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同比55.12ポイント安の11768.84ポイントでした。米連邦預金保険公社(FDIC)が26日、ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズグループがSVBを買収することで合意したと発表したことで、銀行株が買われました。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が22日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が20日の26945.67円を下回る必要があります。27日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前週末比0.07(0.37%)安の19.01でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは27日終値27476.87円±400円程度です。

 

25日移動平均線が、22日に、6日ぶりに上昇転換しましたが、23日は下降転換し、27日も下降しています。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で2月17日の27513.13円を上回ることが必要です。当面の25日移動平均線は日毎に上昇したり、下降したりを繰り返す、「トレンドレス」を想定しています。調整が続くのならば、押し目メドは1月20日と1月23日とで空けた窓(26553.53円~26788.76円)埋め水準を想定しています。一方、リバウンド継続なら、3月10日と13日とで空けた窓(27906.97円~28118.74円)埋めが第1戻りメド、3月9日と10日とで空けた窓(28424.24円~28558.88円)埋めが第2戻りメドです。

 

クレディ・スイスについては、UBSが19日に買収で合意しました。また、FRBなど日米欧の6中央銀行は19日、中銀が協調して市場へのドル供給を強化すると発表しました。これで、欧米の金融システム不安は大幅に後退する見通しです。このため、欧米の金融システムについては、当面の株式市場では、大幅に関心が低下する可能性が高まったと考えています。

 

最後に、植田新体制になっても、決定会合でのYCC修正リスク・撤廃リスクは常に警戒される可能性が高いので、4月27・28日、6月15・16日、7月27・28日、9月21・22日、10月30・31日、12月18・19日前後の日本株は、金融政策変更リスクを警戒して、相当不安定になるとみていましたが、YCCが修正され、国債利回りが1%まで上昇するならば、日銀に代わり、民間銀行や生命保険会社等の金融機関が強力な買い手になる見込みのため、我が国金融市場の混乱は回避される可能性が高く、過度に日銀の金融政策の変更に神経質になる必要はなさそうです。

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