7月31日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、「連続指し値オペ」の利回りを0.5%から1%に引き上げ、変動幅の上限としていた0.5%を超えて長期金利が上昇するのをある程度は認め、YCCの修正を決めました。これが注目ポイントです。

 

2024年3月期第1四半期決算発表(日本基準)は8月1日(予定)ですが、現時点では、2024年3月期の「親会社株主に帰属する当期純利益」は1兆3000億円を目標としています。

昨年12月にMUFGユニオンバンクの売却が完了し、米国のリテールビジネスから撤退しました。但し、米国は強いマーケットであり、引き続き同社の海外事業の5割超を占める重要な地域です。米州事業の収益の大半を稼いできた法人取引を今後さらに強化し、モルガン・スタンレーとの強力なパートナーシップも梃子にリスクテイクを増やし、米州ビジネスを成長させていく方針です。

また、MUFGが第2のマザーマーケットと位置付けるアジアでは、アジアの成長を取り込むための第1ステージとして2012年から2019年にかけて商業銀行のフットプリントを築き上げてきました。そこに第2ステージとして、デジタル金融ニーズを取り込むための事業を拡大させています。2020年のGrabへの投資に加え、直近では、POSローンのHome CreditやBNPLのAkulaku、インドのコンシューマー向けデジタルレンディングのDMI Finance へと面を広げています。そして、モルガン・スタンレーとの戦略的提携も、次なるステージ「アライアンス2.0」へと深化させていきます。2023年7月に、三菱UFJ銀行とモルガン・スタンレーは外国為替のトレーディング業務において新たに協働に取り組むことで基本合意しました。

 

<本日の監視銘柄群>

野崎印刷(7919)、SHOEI(7839)、ヒガシトゥエンティワン(9029)、北海道電力(9509)、サンウェルズ(9229)

 

<前日の東京株式市場>

28日の日経平均は前日比131.93円(0.40%)安の32759.23円と反落しました。5日移動平均線(28日現在32740.44円)、25日移動平均線(同32733.86円)、75日移動平均線(同31238.17円)全て上回っています。29日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比330円高の33100円、高値は29日03時27分の33140円、安値は28日17時47分の32550円でした。28日の騰落レシオ(6日移動平均)は132.03%でした。新高値銘柄数は105、新安値銘柄数は37でした。また、MACD(12日-26日)は81.32、シグナル(9日)は67.57でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は13.75でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日も3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

28日のNYダウは反発し、前日比176.57ドル高の35459.29ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、同266.55ポイント高の14316.66ポイントでした。28日発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数は変動の大きいエネルギー・食品を除くコアが前年同月比4.1%上昇と、5月の4.6%上昇から減速し、市場予想の4.2%上昇も下回ったことに加え、4~6月期の雇用コスト指数の伸び率も前期比1.0%と市場予想の1.1%以下だったことが、買い材料になりました。これを受け、28日の米10年物国債利回りは前日比0.05%低い3.95%となったことが、ハイテク株の買い材料になりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

日銀は28日まで開いた金融政策決定会合で、「連続指し値オペ」の利回りを0.5%から1%に引き上げ、変動幅の上限としていた0.5%を超えて長期金利が上昇するのをある程度は認め、YCCの修正を決めました。これを受け、28日のNY円相場は5営業日ぶりに大幅に反落し、前日比1円70銭円安・ドル高の1ドル=141円15~25銭で取引を終えました。28日の米国株高と、円安を受け、本日の東京株式市場は堅調に推移する見通しです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が7月24日の32700.94円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、8日連続で下降しています。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で6月23日の32781.54円を上回ることが必要です

 

今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。本日の終値次第では、前述の状態に変化する見通しです。

 

28日の東証グロース市場指数は前日比9.65p(0.98%)安の975.53pでした。5日移動平均線(28日現在982.01p)、25日移動平均線(同1007.35p)、75日移動平均線(同985.12p)全て下回っています。5日移動平均線は、6日連続で下降しました。本日、上向きに転じるには、7月24日の984.43pを上回る必要があります。25日移動平均線は9日連続で下降しています。本日上向きに転じるには、6月23日の1053.18pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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