11月6日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

東京精密(7729)

11月2日、「剰余金の配当並びに期末配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しました。これが注目ポイントです。中間配当は直近の配当予想85.00円に対して、決定額は89.00円。期末配当予想は85.00円に対して89.00円に増額しました。

 

また、2024年3月期通期連結業績について、上方修正しました。2024年3月期通期連結業績については、売上高は1320億円(前回予想比2.3%増)、営業利益は245億円(同2.1%増)、経常利益は254億円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は178億円(同4.7%増)に上方修正しました。半導体製造装置部門では、民生エレクトロニクス製品需要の低迷が当面続く見込みではあるものの、SiC などのパワー半導体需要、生成 AI に関連した需要などが期待されます。一方で、計測機器部門は、マクロ経済の不透明感から、顧客全般で設備投資が先送りされる傾向が当面続くものと想定しています。

 

<前日の東京株式市場>

2日の日経平均は前日比348.24円(1.10%)高の31949.89円と、大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(2日現在31219.81円)、25日移動平均線(同31451.31円)を上回っています。一方、75日移動平均線(同32157.43円)は下回っています。11月3日の大阪証券取引所における日経平均先物12月物の夜間取引終値は前日比450円高の32330円、高値は3日04時40分の32350円、安値は2日16時58分の31810円でした。2日の騰落レシオ(6日移動平均)は139.69%でした。新高値銘柄数は139、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)はマイナス215.73、シグナル(9日)はマイナス295.73でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は80.00でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが4つ(前日は2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

3日のNYダウは5日続伸し、前日比222.24ドル高の34061.32ドルでした。ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同180.09ポイント高の13478.28ポイントでした。3日朝発表の10月の米雇用統計では、農業部門の雇用者数が前月比15万人増と、市場予想の17万人増を下回り、8~9月分も下方修正されました。また、失業率は3.9%と前月と同じ3.8%を見込んでいた市場予想以上でした。そして、平均時給は前月比0.2%増で、市場予想0.3%増ほど伸びませんでした。これを受け、FRBによる追加利上げへの警戒感が後退し、債券に買いが入り、米10年物国債利回りは、一時4.48%と9月下旬以来の低水準を付ける場面がありました。この長期金利の低下が株高材料となりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

米国株高が強烈な追い風です。売り方の買い戻しで、終日堅調な相場となりそうです。ですが、上がり方があまりに急ピッチなため、買い一巡後は流石に売り買いが交錯し、高値圏では膠着感が強まる見通しです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線は2日連続で上昇しました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が10月27日の30991.69円を下回る必要があります。

 

25日移動平均線は、22日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で9月28日の31872.52円を上回ることが必要です。

 

今後に関しては、9月28日に「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」の状況になったため、調整入りのサインが点灯したと考えます。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」になるまでは、調整局面が続く見通しです。本日、そうなる可能性が高そうです。

 

2日の東証グロース市場指数は前日比25.42p(3.07%)高の853.10pでした。5日移動平均線(2日現在833.21p)を上回っています。一方、25日移動平均線(同866.50p)、75日移動平均線(同930.27p)共に下回っています。5日移動平均線は、3日ぶりに上昇転換しました。本日、下向きに転じるには、10月27日の825.67pを下回る必要があります。25日移動平均線は27日連続で下降しました。ちなみに同線は、9月21日まで46日連続で下降していました。本日、上向きに転じるには、9月28日の934.31pを上回る必要があります。

 

今後、「東証グロース市場指数が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

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