注目ツートップはソシオネクスト（6526）と東京電力HD（9501）
４月９日の日経平均は前日比426.09円（1.08％）高の39773.13円でした。５日移動平均線（９日現在39467.45円）、25日移動平均線（同39753.79円）、75日移動平均線（同37314.36円）全て上回っています。しかしながら、９日時点で、「５・25・75日移動平均線」でのパーフェクトオーダーではありません。このため「短期の調整が継続中」との認識です。本日以降、５日移動平均線が上向きに転じ、25日移動平均線を上抜き、そして、25日移動平均線も上向きに転じる展開を待ちたいと思っています。
個別では、ソシオネクスト（6526）を、半導体関連のリーディングストックとして注目しています。最近の売買代金の推移をみる限り、半導体関連のリーダーがレーザーテック（6920）から同社にバトンタッチされたように感じています。日経平均株価を構成する225銘柄に採用されたことや、貸借銘柄として売買されるようになったことが寄与したと考えています。これらのイベントにより、同社の株式の流動性及び需給関係の向上が促進され、売買の活性化と公正な価格形成が期待できる状況になったからです。
また、柏崎刈羽原子力発電所（新潟県）の再稼働の思惑が強まっている、東京電力ホールディングス（9501）にも注目しています。４月４日の同社の株価はザラ場で前日比105.7円（11.42％）高の1031.0円まで上昇し、東日本大震災のあった2011年３月以来およそ13年ぶりの高値を付けました。そして、同日の終値は1012.5円と、終値でも心理的な節目の1000円を上回りました。大商いを伴って「桁替え」を実現した意義は大きく、先高観が強まっているとみています。
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