8日の海外動向と本日の相場見通し NYダウ上昇、ナスダック下落、日経平均は膠着

9日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比60円高の28820円、高値は9日02時34分の29100円、安値は8日18時28分の28560円でした。8日のNYダウは続伸、前週末比306.14ドル高の21802.44ドルでした。一方、ナスダック総合株価指数は反落、同310.987ポイント安の12609.161ポイントでした。米上院が6日に可決した追加経済対策は下院で再審議され、今週中にも成立する見通しと伝わっているため、景気敏感株が買われました。一方、長期金利の上昇を受けて高PERのハイテク株への売りが加速しました。NY原油先物相場は4日ぶりに反落、WTI期近の4月物は前日比1.04ドル安の1バレル65.05ドルでした。NY金先物相場は4日続落、4月物は前日比20.5ドル安の1トロイオンス1678.0ドルでした。NY円相場は4日続落、前週末比50銭円安・ドル高の1ドル=108円85~95銭でした。

 

8日のVIX指数は前日比0.81(3.28%)高の25.47でした。また、VIX3Mは同0.24(0.86%)高の28.13で、VIX/VIX3Mレシオは同0.02(2.40%)高の0.91と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しました。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.11(0.82%)高の137.01でした。

 

8日の日本では、プット・コールレシオは0.56と前日の0.52から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は109.61と前日の107.13から上昇しました。新高値銘柄数は83、新安値銘柄数は1でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は8日現在「水平」を継続しています。転換線は「下向き」を継続しています。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前の日足よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、8日現在のMACD(12日-26日)は126.76、シグナル(9日)は373.76、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス247.00で、「売り」継続です。(売り転換は2月24日でした。)なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は8日です。

 

8日の米国株式市場では、景気敏感株に買いが優勢となった一方、ハイテク株が売られ、SOX指数は前週末比158.00ポイント(5.41%)安の2762.75ポイントでした。このため、本日の東京株式市場でも、シクリカルバリュー株が買われる一方で、グロース株が売られることになりそうです。この綱引きの結果、日経平均は膠着しそうです。想定レンジは28800円±400円程度です。

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