23日の海外動向と本日の相場見通し リスクオフムード強いものの、下値は配当・権利取りの動きがサポート

24日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比180円安の28630円、高値は24日00時14分の28930円、安値は24日04時36分の28620円でした。23日のNYダウは反落、前日比308.05ドル安の32423.15ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落、同149.845ポイント安の13227.697ポイントでした。ドイツが23日に現行のロックダウンを延長し、4月の復活祭には一段と厳格化すると発表したことや、フランスやイタリアは前週に行動規制を強化していることに加え、アストラゼネカが米国で実施したワクチンの臨床試験について米国立アレルギー感染症研究所が23日、「データが不完全な可能性がある」と指摘したことなどが嫌気されました。NY原油先物相場は下落、WTI期近の5月物は前日比3.80ドル安の1バレル57.76ドルでした。NY金先物相場は続落、4月物は前日比13.0ドル安の1トロイオンス1725.1ドルでした。NY円相場は上昇、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=108円50~60銭でした。

 

23日のVIX指数は前日比1.42(7.52%)高の20.30でした。また、VIX3Mは同0.86(3.75%)高の23.80で、VIX/VIX3Mレシオは同0.03(3.64%)高の0.85と、1を下回っているため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性が大幅に低下しています。Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比2.70(1.85%)安の143.44でした。

 

23日の日本では、プット・コールレシオは0.44と前日の0.38から上昇しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は117.55と前日の126.53から低下しました。新高値銘柄数は146、新安値銘柄数は1でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は23日現在「水平」継続です。転換線は「上向き」を継続しました。転換線と基準線は「好転」を継続です。遅行スパンは26日前の日足を下回り、「逆転」を継続しています。ですが、引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」を継続しています。また、23日現在のMACD(12日-26日)は108.64、シグナル(9日)は151.54、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス42.90と、「売り」転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大し、ドイツが23日、4月の復活祭中に厳格なロックダウンを実施すると発表するなど、経済活動の制限が広がっているため、安全資産とされる米国債が買われ、23日の米10年物国債利回りは前日比0.07%低下して1.62%でした。しかしながら、グロース株比率が高いナスダック総合株価指数は前日比1.1%安でした。この米国の動きをみる限り、本日の東京株式市場はリスクオフムードが強まりそうです。日経平均の想定レンジは28850円±400円程度です。下値は配当・権利取りの買いが相場を支えるでしょう。逆に、上を積極的に買う動きは期待し難いとみています。

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