7月14日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

シリコンスタジオ(3907)

2023年11月期第2四半期連結累計期間における同社グループの業績は、売上高は23.54億円(前年同期比16.6%増)、営業利益は2.42億円(同179.1%増円)、経常利益は2.34億円(同131.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.84億円(同476.3%増)でした。この足元業績の好調さが注目ポイントです。

 

主要顧客であるエンターテインメント業界からの引き合いが旺盛なことからエンジニア採用の強化や外注先の確保など開発リソースの拡充に注力しています。また、自動車業界や土木・建築業界を中心とした産業界においてもメタバースやデジタルツインと言ったキーワードに代表される仮想空間でのシミュレーション環境構築など、同社の可視化技術への引き合いが増えていることから展示会への積極出展やホームページコンテンツの拡充など顧客基盤の拡大に向けた取り組みにも注力しています。人材事業においては、クライアント企業、求職者双方に満足してもらえるようサービス向上に取り組んできました。

 

<本日の監視銘柄群>

エヌリンクス(6578)、ウイングアーク1ST(4432)、アルバイトタイムス(2341)、SERIOホールディングス(6567)、日本色材(4920)

 

<前日の東京株式市場>

13日の日経平均は前日比475.40円(1.49%)高の32419.33円と大幅反発しました。5日移動平均線(13日現在32229.00円)を上回りました。75日移動平均線(同30596.33円)も上回っています。一方、25日移動平均線(同32963.18円)は下回っています。14日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比210円高の32750円、高値は13日21時45分の32800円、安値は13日の16時32分の32510円でした。13日の騰落レシオ(6日移動平均)は60.17%でした。新高値銘柄数は34、新安値銘柄数は36でした。また、MACD(12日-26日)は107.73、シグナル(9日)は375.02でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス267.28でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は6日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうちが2つ(前日は5つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

13日のNYダウは4日続伸し、前日比47.71ドル高の34395.14ドルでした。ナスダック総合株価指数も4日続伸し、同219.61ポイント高の14138.57ポイントでした。13日発表の6月の米卸売物価指数(PPI)は前月比の伸び率が0.1%と5月の0.4%下落から上昇に転じたものの、市場予想の0.2%上昇は下回りました。これを受け、FRBの利上げが長引くとの観測が一段と後退し、米10年物国債利回りが一時前日比0.11%低い3.75%を付けるなど、金利が低下したことが株式の買い材料になりました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

13日の米国株が堅調だったので、本日の東京株式市場も前日に続き戻りを試すとみています。日本株の需給面については、6月第4週(26~30日)、海外勢は先物を5013億円売り越しました。現物株との合算では1971億円の売り越しでした。これまでの日本株上昇の牽引役だった海外勢の買いが一服したことに加え、足元の円高進行で、日本株については、中長期的な上昇相場における、健全な調整局面が続いていると考えています。日経平均の戻りメドは、25日移動平均線(13日現在32963.18円)とみています。その一方で、5日移動平均線(同32228.99円)を上回って推移する限り、買い方有利の状況が続くともみています。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が6日連続で下降中です。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が7月7日の32388.42円を上回る必要があります。上回る可能性が高そうです。

 

7月12日に、25日移動平均線が、3日ぶりに上昇に転じ、2日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で6月9日の32265.17円を下回ることが必要です。下回る可能性は低そうです。

 

7月12日に25日移動平均線が上昇転換したとはいえ、7月10日、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に状態にいったん変化しました。これは、「本格的な調整入りのサイン」と考えています。今後、「日経平均が25日移動平均線を上回り、且つ、25日移動平均線自体が上向きの状況」に状態に変化するまでは、調整が続くとみています。

 

13日の東証グロース市場指数は前日比20.19p(2.05%)高の1006.32pでした。5日移動平均線(13日現在999.32p)を上回りました。75日移動平均線(同980.64p)も上回っています。一方、25日移動平均線(同1028.82p)は下回っています。5日移動平均線は、6日ぶりに上昇転換しました。本日、下向きに転じるには、7月7日の1002.97pを下回る必要があります。25日移動平均線は2日ぶりに上昇に転じました。本日下向きに転じるには、6月9日の984.20pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、7月12日に下降転換しました。下降は29日ぶりのことでした。7月13日に再び上昇に転じたとはいえ、25日移動平均線に関する今後のメインシナリオは「横這い」です。このため、東証グロース市場指数の調整は続く見通しです。ただし、25日移動平均線が下落を鮮明にしなかったため、下値不安は大幅に後退したともみています。

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