「米国株は上がっても買い、押しても買いと判断してよさそう」

5月2日のNYダウは続伸し、前日比322.37ドル(0.85%)高の38225.66ドルでした。ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、同235.48ポイント(1.51%)高の15840.96ポイントでした。パウエルFRB議長が前日に再利上げに否定的な見方を示したことで、米長期金利が低下したことが株式の買い材料となりました。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い4.58%でした。また、前日夕発表の2024年1〜3月期決算が市場予想を上回る内容だった半導体のクアルコムが9.74%高で終えました。このクアルコムの大幅高が他の半導体株へ波及し、SOXは2.17%高となりました。

 

一方、日本政府による為替介入への警戒感や米長期金利の低下を主因に、NY円相場は続伸し、1ドル=153円60〜70でした。この円高を受け、夜間取引で日経平均先物6月物は下落し、前日清算値比270円安の37920で取引を終えました。

 

なお、時間外でアップル株が上昇しました。2日に発表した2024年1〜3月期決算では、同四半期の売上高は懸念されていたほど減少せず、利益は予想を上回ったことに加え、最大1100億ドルの自社株買い枠を新たに設定したこと、そして、四半期配当を4%増やし0.25ドルにすると発表したことが好感され、183.46ドル(通常取引終値比10.43ドル(+6.03%)(After hours: 7:59 PM 東部夏時間)でした。

 

日本時間5月3日21時30分には4月の米雇用統計が発表されます。非農業部門の雇用者数が前月比24万人増と3月の30万3000人増から増加幅が縮小し、賃金の伸びも加速しないとの見方があるそうです。なお、FOMC後のパウエル議長の発言を鑑みると、雇用統計に限らず、今後発表される米経済指標については、市場が腰を抜かすようなとんでもなく強い数値が出ない限り、「利上げはしないし、2024年の利下げは、あっても12月の1回、そして、米経済はスタグフレーションに陥ることはない」とみておけばよさそうです。

 

つまり、良好、且つ、信じられないくらい強い米国経済のファンダメンタルズを背景に、米国株は上がっても買い、押しても買いと判断してよさそうです。もちろん、市場が腰を抜かすようなとんでもなく弱い数値が出て、FRBが先行き景気を心配するようなことになったら、話は別です。その際には、脱兎のごとく株式市場から逃げ出さないといけません。現状は、その心配は皆無とみています。

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