カブ知恵おすすめ証券会社

口座開設しておくべき証券会社を徹底解説

IPOに強い証券会社、手数料の安い証券会社、株主優待取りのクロス取引に適した証券会社、便利な投資ツールを提供している証券会社、口座開設キャンペーンを行っている証券会社など、カブ知恵が選んだおすすすめ証券会社をご紹介致します。

IPO当選狙い、普段のトレード用、NISA・ジュニアNISA目的など、可能であれば用途によって使い分けることをおすすめします。

IPOに強いおすすめ証券会社

2016年12月時点

IPO当選に向けて口座開設しておきたい証券会社、IPOに強い証券会社をご紹介します。

SMBC日興証券

ネット配分:10%
抽選方法:1人1票
おすすめポイント:IPO主幹事数No1

IPO主幹事ダントツトップの証券会社です。IPOの当選を狙うなら必ず開いておくべき証券会社であることは間違いないでしょう。

総合コース(店頭取引)とダイレクトコース(ネット取引)があり、IPOの配分振り分けは総合コース90%、ダイレクトコース10%となっています。

この配分だけを見ると総合コースに申し込んだ方が9倍も当たり易くなるのでは?と思うのが当然かと思います。しかし、純粋な抽選となるのはダイレクトコースのみであり、総合コースは証券会社側の裁量割当になります。

つまり、取引実績や預け資産、付き合いの期間などが重要視される傾向にあり、一般顧客では簡単に当選できるとは言えません。

ダイレクトコースは10%の配分ですが、それでも主幹事である場合は他の証券会社よりも配分が多く、1単元1票ではなく1人1票の抽選システムなので資金力の差に関係なくIPO当選の恩恵を受けることができます。

総合コースは行き届いたサポートを受けられる分、手数料が高くなっておりネット取引に慣れている人には向いていません。一方、ダイレクトコースはIPO当選を狙う為だけでなく、信用取引の手数料も基本0円ということで普段使いできる証券会社と言えます。

SBI証券

ネット配分:70%
抽選方法:1単元1票
おすすめポイント:IPOチャレンジポイント

SMBC日興証券には及ばないものの、ネット証券の中では主幹事数、取り扱い銘柄数共に突出しています。

ネット配分は70%を一般的な抽選、残り30%をIPOチャレンジポイント順に配分しています。

IPOチャレンジポイントとは、SBI証券でIPOを申し込み、外れた場合に1ポイントを獲得でき、そのポイントを次回以降のIPO申し込みで使える仕組みとなっています。ポイントは多く使用した順での当選となり、外れた場合は返還されます。

ネット情報を見る限りでは人気IPOの場合、100ポイント~300ポイントを利用してようやく当選となるようです。つまりSBI証券で数百回IPOに申し込みを行えば、貯まったIPOチャレンジポイントを利用し、1回は必ずお目当てのIPO当選を果たすことが出来るという仕組みです。

注意点としては、SBI証券の場合、ネット配分70%が1人1票ではなく、1単元1票の抽選方法となっていることです。1人1票であれば100株申し込んでも10万株申し込んでも当選確率に変わりはありませんが、1単元1票の場合は大きな差が生じます。SBI証券の抽選システムでは資金力があり、より多くの単元数を申し込んだ人が有利となります。

SBI証券もSMBC日興証券と同じく、IPO当選を目指すなら必ず口座開設しておくべき証券会社と言えます。

普段使いでも取引手数料が安く、夜間取引(PTS取引)も行えるということで人気の高い証券会社となっています。

マネックス証券

ネット配分:100%
抽選方法:1人1票
おすすめポイント:100%全て1人1票の抽選方法

ネット証券の中ではSBI証券に次いでIPO取り扱い銘柄数の多い証券会社です。

同社に割り当てられたIPO株は100%1人1票の抽選で配分され、資金力の差や担当者の裁量などは一切影響なく、万人が平等な当選確率となっています。

取引手数料はネット証券の中ではやや高く、普段使いにはあまり向いていないかもしれません。ただ、取引に役立つツールなどが優れており、信用口座を開設しているだけで無料で使えるものも多々あります。

新規会員向けにキャッシュバックキャンペーンも頻繁に行っており、IPO当選狙いだけでなく、新規口座開設を検討している人にもおすすめの証券会社となっています。

IPO向けおすすめ証券会社一覧

ネット配分 抽選方法 おすすめポイント
SMBC日興証券 10% 1人1票 IPO主幹事数No1
SBI証券 70% 1単元1票 IPOチャレンジポイント
マネックス証券 100% 1人1票 100%全て1人1票の抽選方法

現物取引手数料の安いおすすめ証券会社

2016年12月時点

信用取引はあまり利用せず、現物取引をメインで使っている方におすすめ。現物取引手数料の安い証券会社をご紹介します。

むさし証券

現物取引においては全ての約定価格で手数料が最安となっています。

むさし証券での取引には、トレジャースタンダードとトレジャーボックスの2プランがあり、16:00までの申し込みでいつでも翌業日からプラン変更が可能となっています。いずれのプランも現物取引、信用取引を区別せず同一手数料となります。

トレジャースタンダードは1銘柄について1回の注文ごとに、その日の約定金額にしたがって手数料が発生します。(現物取引手数料一覧を参照)

トレジャーボックスは1日の約定代金合計で手数料が決まります。1日に何度も繰り返し取引を行うデイとレーダー向けのプランとなっています。

むさし証券は小額取引を行う投資家やデイトレーダーに適した証券会社となっています。ただし、現物取引と信用取引が同一手数料ということで、信用取引をメインで使う場合には他証券会社より手数料が高くなってしまう場合もあります。

ライブスター証券

ネット証券屈指、最安水準手数料が売りの証券会社です。

あらゆるメディアで「手数料の安い証券会社」として取り上げられており、実際に現物取引手数料、信用取引手数料共にトップクラスの安さを誇っています。

ライブスター証券での現物取引には、一律(つどつど)プランと定額(おまとめ)プランがあり、随時選択が可能です。

一律プランは1注文ごとの約定代金に応じて手数料が発生します。(現物取引手数料一覧を参照)

定額プランは1日の約定代金合計に応じて手数料が決定します。こちらは1日に何度も繰り返して取引を行うデイトレーダー向けのプランとなっています。

この他にも、ライブスター証券では取引手数料無料キャンペーンも頻繁に行っており、とにかく「手数料業界最安」に拘っている証券会社と言えます。

ライブスター証券は現物取引も信用取引も両方同じくらい使うという方におすすめの証券会社です。

GMOクリック証券

現物取引、信用取引共に手数料が比較的安い証券会社です。

GMOクリック証券も他の証券会社と同じく1約定ごとプランと1日定額プランの2パターンがありが、選択は日ごとではなく1週間ごととなっています。

1約定ごとプランはその名の通り、1約定ごとに手数料が発生します。(現物取引手数料一覧を参照)

1日定額プランはその日の約定代金合計に応じて手数料が決定します。こちらは1日に何度も繰り返して取引を行うデイトレーダー向けのプランとなっています。

GMOクリック証券もライブスター証券と同じく、現物取引手数料、信用取引手数料共に業界最安水準であり、両取引同一頻度で使うという方におすすめの証券会社です。

現物取引手数料一覧(税抜き表示)

  ~10万円 ~20万円 ~30万円 ~50万円 ~100万円 ~300万円 ~500万円
松井証券  0円  300円 300円 500円 1,000円  3,000円 5,000円
むさし証券  75円  95円  175円 175円  320円  440円  750円
ライブスター証券 80円  97円 180円  180円  340円  600円  800円
GMOクリック証券  88円  98円  241円  241円  436円  834円  834円
カブドットコム証券 90円  180円  250円  250円  990円  2790円 3690円
マネックス証券 100円  180円 250円  450円 成行1000円
指値1500円
成行3000円
指値4500円
成行5000円
指値7500円
SMBC日興証券 125円 180円  250円  400円  800円  2000円  3000円
楽天証券  139円  184円  341円  341円  608円  1152円 1152円
SBI証券  139円  185円  272円  272円  487円  921円 921円 

信用取引手数料の安いおすすめ証券会社

2016年12月時点

信用取引を頻繁に利用される方におすすめ。信用取引手数料は現物取引手数料よりも安いのが一般的です。また、信用取引の場合はこの手数料以外にも金利が発生しますが、証券会社ごとの差は微々たるものなので手数料の方を重視します。

SMBC日興証券

IPO当選を狙うなら絶対に口座開設しておくべき証券会社としてご紹介したSMBC日興証券、実は信用取引手数料が【完全無料0円】という圧倒的最安値となっています。

取引手数料が0円ならば金利が高いのだろうと思うのが当たり前ですが、SMBC日興証券の金利は制度信用、一般信用共に2.5%で他証券会社と同水準、決して高くはありません。

デメリットらしいデメリットは見当たらず、信用取引をするなら手数料完全無料のSMBC日興証券が1番!ということになります。

あえて不安材料を探すとすれば、取引画面が他ネット証券よりも若干使い辛いという声がある。もしかするといつか信用取引手数料が有料化するかもしれない。ということくらいですが、どちらもネット上の噂や主観論となっており、確実な情報ではありません。

SMBC日興証券はIPO当選を狙う上で必ず開いておきたい証券会社ですので、まずは口座開設を行い、ご自信で信用取引を行ってみることをお勧めします。

現時点で信用取引手数料完全無料0円、ダントツ最安値となっていることは確かです。

ライブスター証券

現物手数料の安いおすすめ証券会社としてもご紹介済みですが、ライブスター証券はネット証券屈指、最安水準手数料が売りの証券会社です。

実は現物取引よりも信用取引の手数料が圧倒的に安く、約定代金300万円以下は一律80円、300万円以上はなんと0円!業界No1と言っても過言ではありません。

信用取引の定額プランは100万円ごとに400円の手数料となっており、500万円以上になると0円になります。こちらももちろん業界最安。

ネット証券の強みは店頭取引の証券会社よりも取引手数料が安いことですが、その中でも最も手数料の安い証券会社はライブスター証券となります。つまり、日本で一番手数料の安い証券会社ということで間違いありません。

GMOクリック証券

現物手数料の安いおすすめ証券会社としてもご紹介済みですが、GMOクリック証券は特に信用取引手数料が安い証券会社として有名です。

約定代金500万円までは一律93円、500万円以上で手数料は0円!1日定額プランもライブスター証券と同程度で安く、業界トップクラスとなっています。

更にGMOクリック証券の信用取引には「VIPプラン」というものが設けられており、条件をクリアしVIPプラン適用となった人は翌月の信用取引手数料が約定代金に関わらず完全0円となります。

VIPプラン条件はこちら(いずれかを満たせばOK)

  1. 毎月20日大引け時点で信用建玉残高が5億円以上
  2. 毎月20日の翌営業日~翌月20日までの信用新規建玉約定代金合計額が5億円以上

いずれの条件も数億円規模で信用取引を行う人が対象となる為、一般の個人投資家が達成するのは難しいレベルです。しかし、このVIPプランがなくとも、GMOクリック証券の取引手数料は現物取引、信用取引共に業界トップクラスで安いということは間違いありません。

信用取引手数料一覧(税抜き表示)

  ~10万円 ~20万円 ~30万円 ~50万円 ~100万円 ~300万円 ~500万円
SMBC日興証券  0円  0円  0円 0円   0円  0円  0円
松井証券  0円  300円  300円  500円  1,000円  3,000円 5,000円
むさし証券  75円  95円  175円  175円  320円 440円   750円
ライブスター証券 80円   80円  80円  80円 80円   80円  0円
GMOクリック証券 93円   93円  93円  93円  93円  93円  0円
カブドットコム証券  99円  179円 249円 449円 760円 1100円 1100円
マネックス証券 100円  180円  250円  450円 成行1000円
指値1500円
成行3000円
指値4500円
成行5000円
指値7500円
SBI証券  143円 143円  191円 191円  360円 360円 360円
楽天証券  250円 250円  250円  450円  450円  450円  450円

株主優待タダ取り狙い!クロス取引に適した証券会社

2016年12月時点

株主優待をタダ取り(厳密には手数料が発生します)する方法として、信用売りを活用した「クロス取引」が有効と言われています。

クロス取引は現物買いと信用売りを同時に行う取引ですが、コストとしては売買手数料だけではなく、人気優待銘柄には逆日歩が発生してしまう場合があります。

逆日歩は権利付き最終日を跨いでみないことには正確な金額がわからず、発生しない場合もあれば株主優待以上のコストとなってしまう場合も少なくありません。

株主優待のタダ取りを狙うなら逆日歩が発生しない「一般信用」を活用することが有効と言われています。この一般信用取引が可能な証券会社をクロス取引に適した証券会社としてご紹介致します。

カブドットコム証券

一般信用取扱い銘柄数:2000銘柄以上

株主優待タダ取り狙いのクロス取引で最も重要視すべきは一般信用取扱い銘柄数の多さと言われています。

一般信用可能な証券会社の中でもカブドットコム証券は取扱い銘柄数2000銘柄以上とダントツトップとなっています。

ただ、手数料は次にご紹介するSBI証券の方が安いので、SBI証券でお目当ての優待銘柄を探してみて、見つからなかったらカブドットコム証券で調べてみるというのがよろしいかと思います。

一般信用取引は全銘柄をカバーしているわけではないので取扱い数の最も多いカブドットコム証券でも取引不可の場合もあります。

SBI証券

一般信用取扱い銘柄数:700銘柄以上

SBI証券では株主優待取りのクロス取引に力を入れ始めており、一般信用取扱い銘柄数も徐々に増えてきています。

現時点ではその数700銘柄以上となっており、1000銘柄を超える日も近いかもしれません。

特徴としては現物取引手数料、信用取引手数料も一般信用取引可能な証券会社の中ではトップクラスに安く、コストを抑えた株主優待取りが可能となっています。

松井証券

一般信用取扱い銘柄数:800銘柄以上

カブドットコム証券に次いで、一般信用取扱い銘柄数の多い証券会社です。

取扱い銘柄数は800銘柄以上。現物取引10万円以下は取引手数料0円ですが、それ以上になってくると若干高くなってきます。

松井証券は取扱い銘柄数も多く、手数料、金利も中間水準。既に口座開設済みであればこちらで株主優待のタダ取りを狙ってみるのがよろしいかと思います。

新規で作るのであればカブドットコム証券、SBI証券が若干おすすめかなという感じです。

一般信用可能な証券会社一覧

現物取引手数料 信用取引手数料 金利
  可能銘柄数 ~50万円 ~100万円 ~50万円 ~100万円 長期 短期
カブドットコム証券 2000銘柄以上 250円 990円 449円 760円 1.5% 5.4%
SBI証券 700銘柄以上 272円 487円 191円 360円 2.0% 3.9%
松井証券 800銘柄以上 500円 1,000円 500円 1,000円 2.0% 2.0%

便利な投資ツールを提供している証券会社

各証券会社では日々の取引に役立つ投資ツールを提供しています。基本的には有料機能となりますが、一定の条件(取引量や信用口座開設など)をクリアすることで無料で使うことができます。

ソフトをインストールし動かすものが一般的であり、リアルタイムチャートや描写ツール、ニュース配信など、便利な機能を兼ね備えたものが人気です。

楽天証券

MARKETSPEED(マーケットスピード)

楽天証券のマーケットスピードは豊富な無料利用条件で99%以上の人、ほぼ全員が無料利用可能な投資ツールとなっています。

自動更新のリアルタイム株価とスピーディな取引が可能。ロイター、フィスコ、株式新聞、四季報速報、日経テレコン21など、国内外のマーケット情報やランキングも提供されており、マーケットスピード一つで有力な投資情報を全てキャッチできると言っても過言ではありません。

多機能ですが操作はそれほど難しくなく、初めてでも触って覚えられるレベルのツールです。

松井証券

ネットストック・スマート

松井証券のネットストック・スマートはインストールタイプではなく、ブラウザで動作する投資ツールです。

松井証券に口座を開設済みであれば誰でも無料で利用することができます。

リアルタイムチャートや気配を見ながら注文を出すことができ、取引に必要な情報が一画面に集約されているのが特徴です。

また、銘柄の詳細情報や市況確認はもちろんのこと、チャートやランキング、企業レポート、決算情報、株主優待情報なども揃っています。

パソコンだけでなくタブレット端末でも使用することができます。

カブドットコム証券

kabuステーション

カブドットコム証券のkabuステーションは豊富な発注機能や幅広い投資情報を網羅した、高機能・高速トレーディングツールです。

約定回数1回以上、信用口座の開設など、無料利用条件のハードルは低く、ほとんどの会員が無料で利用することが可能となっています。

豊富なチャート機能、スピーディーな注文が可能となっており、ロイター、FISCO、日経QUICKニュース、株式新聞ニュースなども見ることができます。

サブコンテンツ

このページの先頭へ