15日の海外動向と本日の相場見通し お盆休み中の夏枯れ相場が継続する見通し

16日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比変わらずの16870円でした。15日のNYダウは反発し、前週末比59.58ドル高の18636.05ドルと、2営業日ぶりに過去最高値を更新しました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の9月物は前週末比1.25ドル高の1バレル45.74ドルでした。ロシアのノバク・エネルギー相がアラブ紙アッシャルク・アルアウサトに対し「サウジとの対話には具体的な進展がみられる」と話したことが買い材料になったようです。NY円相場は続伸、前週末比5銭円高・ドル安の1ドル=101円20~30銭でした。

 

米株高、原油先物高はポジティブですが、ドル/円相場が円高水準で高止まりしています。このため、日経平均の上値は重そうです。昨日の東証市場全体(東証1部・2部、新興市場の現物株)の売買代金は、お盆休み中ということもあり、1兆6873億円と、2014年12月26日以来、約1年8カ月ぶりの低水準に落ち込みました。主力の3月決算企業の第1四半期決算発表が一巡し手掛かり材料が不足していることも影響しています。このため、本日は昨日同様に、日銀のETF買いの有無をへの思惑売買が中心になりそうです。前場TOPIXが売られるようなら、後場はETF買いへの期待から日経平均も上がる。しかし、そうでないなら、先回り買いした向きの売りが後場出て、日経平均は下がるという具合です。余程の材料が飛び出さない限り、日経平均は膠着しそうです。想定レンジは5日移動平均線(15日現在16788.02円)±150円程度です。お盆休み中の夏枯れ相場が継続する見通しです。

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