デジタルツイン関連銘柄

デジタルツイン(Digital Twin/デジタル空間上の双子)とは、現実世界にある物理的な物体・システム・プロセス(建物、工場、自動車、都市、人体の臓器など)を、仮想空間上に完全に同じ双子(ツイン)として再現したデジタルモデルのことです。簡単に言うと「現実の世界の“もの”を、コンピュータの中にそっくりそのままコピーして作った仮想の双子」です。デジタルツインと「フィジカルAI」は、非常に密接で、最近では「セットで語られることが多い」関係にあります。簡両者が合体すると「現実世界で自律的に賢く動けるロボット・システム」が完成するからです。そこで、デジタルツインの主要銘柄をピックアップします。

コード 銘柄名 材 料
339A プログレス・テクノロジース エンジニアリングプロフェッショナルファームとして、大手メーカーの設計開発領域の変革を支援する会社。エンジニアリング事業とソリューション事業の2つの柱で製造業のメーカーが直面する課題解決の支援を行っている。自社内にドライビングシミュレーターや3Dプリンターなどの設備を持ち、デジタルツイン、MBSE、MBD、DfAMといった最新技術の実運用を検証している。
7719 東京衡機 株式会社先端力学シミュレーション研究所(「ASTOM R&D社」)と資本業務提携契約を締結し、2025年3月31日付で同社の株式の過半数を取得して子会社化することを決議。子会社化に伴い同社の営む事業を当社グループの新規事業(「デジタル事業」)として開始す。ASTOM R&D社のCAEソフトウェアが組み込まれた試験機を開発し、試験データの分析と試験プロセスの効率化・精度の向上等の「試験機のデジタル化」やCAEソフトウェアの使用により仮想環境でのテストと分析を可能にし、試験の前段階での課題発見と試験プロセスの最適化を実現する「デジタルツイン」について共同で技術開発を行う。
2354 YE DIGITAL YE DIGITAL(旧安川情報システム)は、安川電機の関連会社として製造業向けのソフトウェア開発やDX支援に強みを持つ。公式サイトや公開情報では「デジタルツイン」を明示的に製品名やサービス名として挙げたものは確認できない。ただし、安川電機との連携で製造業向けの仮想シミュレーション技術を支えており、デジタルツインの基盤となるAI・ビッグデータ分析(例: 独自AI「Paradigm」)が活用されている。AI技術「Paradigm」は、リアルタイムでのAI画像判定を可能にし、異常検知や物体検知、分類などの自動判定を実現する。
7908 きもと KIMOTOは創業以来、画像処理技術、データ加⼯技術で品質にこだわり、さまざまな分野で利⽤されるデジタルデータを提供してきた。さらに、製造工場を持つメーカーとして実践した経験にもとづき、製造業DX・建設業DXのコンサルティングを行っている。 KIMOTOは「デジタルツイン」の実現をめざし、DX推進によってデータを新しい価値に変え、よりよい未来の社会づくりへのチャレンジをしている。
5572 Ridge-i AI・ディープラーニング技術のコンサルティングと開発を行う。SBIホールディングスの関係会社となった。JAXA は、デジタルやグリーン分野と衛星観測の融合を目指し、地球デジタルツイン構想を研究中。リッジアイでは、JAXA が研究を進めるこの地球デジタルツイン構想を支援するため、独自に提唱する『AI on TOP』という考え方に基づいた技術基盤を開発。AI on TOP 基盤は、プランニング機能、データインターフェース、インターフェース、処理エンジンインターフェース、解釈機能、提案機能の 6 つのコンポーネントを具備し、ユーザーとデータ・処理エンジンをシームレスにつなぐことが可能。
9739 NSW デジタルツイン設備管理サービス「ZeugMa(ジーグマ)」が、公益社団法人企業情報化協会(IT協会)が主催する2025年度(第43回)IT賞において「IT賞(顧客価値・サービス革新)」を受賞した。NSWが提供するデジタルツイン設備管理サービス「ZeugMa」は、3DデジタルツインとIoTを連携させ、設備の運用・点検保全業務の未来を見据えた取り組みが評価された。ZeugMaは、設備やシステムの稼働状況を常時監視するとともに、3D空間データと連携し、現場の状態を可視化できるサービス。
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