30日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は円安で堅調も、膠着・閑散相場は継続

31日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比110円高の16850円でした。早期利上げ観測が強まり、30日のNYダウは反落、前日比48.69ドル安の18454.30ドルでした。フィッシャーFRB副議長がブルームバーグTVのインタビューで、国内労働市場は完全雇用に「極めて近い」状態と指摘、今後の金融政策について「経済データ次第」と述べました。副議長は9月の利上げの可能性も否定しなかったため、市場では年内に2回の追加利上げも意識されました。また、主要通貨に対しドル高が進んだため、原油先物価格が下落したことも株式相場を押し下げました。NY原油先物相場は続落、WTI期近の10月物は前日比0.63ドル安の1バレル46.35ドルでした。NY円相場は1ドル=102円90銭~103円00銭の1円円安・ドル高でした。

 

早期利上げへの警戒から、NYダウが軟調な一方、ドル高・円安が進んでいます。本日の日経平均は円安に対してポジティブに反応する見通しです。想定レンジは16850円±100円程度です。なお、日経平均は強いでしょうが、ザラ場中の膠着感は強く、且つ、閑散相場は継続しそうです。週末9月2日に8月の米雇用統計の発表を控え、多くの投資家は米国の追加利上げの動向を見極めたいため、積極的な売買を手控える可能性が高いからです。実際、30日の東証1部の売買代金は1兆6783億円と、連日で活況の目安となる2兆円を割り込んでいます。さらに酷いのは新興市場の流動性枯渇です。30日の東証マザーズ市場の売買代金は591億円と、活況の目安となる1000億円を10営業日連続で割り込みました。内外の機関投資家の動きが鈍いことに加え、それに輪をかけて個人投資家の動きが鈍っている様子が窺えます。

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