個別銘柄情報(11/30分)

ニコン(7731)、MUMSSはレーティングを引き下げ
1680円 5円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Neutral」から「Underweight」に引き下げ、目標株価を同1440円から1330円に引き下げた。構造改革に対する期待はプランが発表されたことで株価には既に織り込まれ、今後プランが確実に実行され成長回帰できるかどうかに焦点は移ったと考えたという。新しいMUMSS予想営業利益は、17/3期496億円(前期比35.1%増、従来445億円)、18/3期426億円(同14.1%減、同286億円)、19/3期412億円(同3.3%減、同327億円)としたそうだ。

グリコ(2206)、MUMSSは目標株価を引き下げ
5350円 80円高
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングは「Overweight」に据え置いたが、目標株価を従来の7200円から6700円に引き下げた。国内冷菓事業を中心にMUMSS営業利益予想を17/3期236億円から245億円、18/3期260億円から265億円へ上方修正したが、食品セクターの平均バリュエーションの低下を考慮し、目標株価を引き下げたそうだ。一方、中国、タイの2大拠点に加えて、米国市場が急成長を遂げているという。「ウォルマート」や「コストコ」等の大手チェーンで「ポッキー」の配荷が拡大し、現地生産化も視野に一段の事業拡大が期待されるそうだ。

ミズノ(8022)、MUMSSは目標株価を引き下げ
556円 21円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティング「Underweight」を継続し、目標株価を従来の510円から495円に引き下げた。米州、特に米国における販売不振及び、過剰在庫の状況を踏まえMUMSS予想を下方修正したという。在庫の圧縮に2016秋冬から場合によっては2017年春夏シーズンまでかかる見通しだそうだ。競合他社同様、2017年春夏の受注状況はマイナス基調であるとMUMSSでは見ており、北米事業の採算改善は来秋冬シーズンまで伸びる可能性があるという。

日通(9062)、MUMSSは目標株価を引き上げ
591円 8円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングは「Neutral」に据え置いたが、目標株価を従来の480円から550円に引き上げた。国内連結子会社業績上方修正および燃油価格想定の引下げにより、17/3期連結営業利益のMUMSS予想を従来比32億円引き上げたという。一方、カバレッジセクター内における同社の今後の株価パフォーマンスが相対的に中位になると考えレーティングはNeutralを継続したそうだ。

オリックス(8591)、MUMSSはレーティングを引き下げ
1781.5円 19円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)は、同社のレーティングを従来の「Overweight」から「Neutral」に引き下げ、目標株価を同2400円から2100円に引き下げた。アセットマネジメント・施設運営事業関連等と全般的に拡大ペースが鈍化傾向にあり、MUMSSが従来想定していたよりも緩やかな増加になると想定したという。サービス収入の減額修正に伴いROEは16/3期をピークにしばらく停滞局面が継続するとの見方に今回変更したそうだ。

フジクラ(5803)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
617円 17円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の580円から610円に引き上げた。光関連事業の好調に加え復調してきた自動車向け事業が収益を支えており、一定の収益水準は維持されるとSMBC日興では予想したという。円安効果もあり、17/3期の営業利益は会社計画の270億円を超過し、276億円を予想したそうだ。ただ、FPCに関しては、18/3期以降も市場、技術トレンド、競争環境などは不透明要因が多く、非鉄業界やTOPIXを上回る株価パフォーマンスは期待しづらいという。

三井物(8031)、SMBC日興は目標株価を引き上げ
1545.5円 7.5円安
SMBC日興証券は、同社の投資評価は「2」に据え置いたが、目標株価を従来の580円から610円に引き上げた。主に資源価格上昇を反映し、同社のSMBC日興業績予想を増額修正したという。17/3期上期決算時に、純利益は期初計画の2000億円から2200億円へ上方修正されたが、SMBC日興では2550億円を予想したそうだ。株主還元の目安となる基礎営業CFは3940億円と、会社計画の3600億円を上回る見込みとなり、短期時間軸では増配がポジティブカタリストとなるとみたという。

日電硝(5214)、みずほは目標株価を引き上げ
610円 15円高
みずほ証券は、同社の投資判断は「中立」に据え置いたが、目標株価を従来の500円から560円に引き上げた。16/12期営業利益は前回予想比で15億円増の200億円と、会社計画比で10億円の上振れとみたという。17/12期営業利益は前年比で30億円増の230億円を予想したそうだ。Non-LCD製品の利益増に加え、一過性費用の解消から液晶用基板ガラスも増益に転じると予想したという。

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