ブロックチェーン関連銘柄

ブロックチェーンとは

ブロックチェーン

フィンテック関連銘柄が2015年に続き2016年も注目を集めている。中でもブロックチェーン関連銘柄の物色が強く、国内唯一のプライベートブロックチェーンを有すると言われる「テックビューロ株式会社」と協業発表したところは例外なく株価急騰となっている。

ブロックチェーンは分散型台帳技術(または分散型ネットワーク)と言われ、話題の仮想通貨「ビットコイン」から生まれた技術だ。多数のノード(ここではパソコンなどの通信端末を指す)に同一の記録を持たせ、記録を追加する際は全ての端末での同意を必要とする仕組み。簡単に書き換えができない高いセキュリティと中央組織を必要としない低コスト化を実現した技術と言える。

ブロックチェーン関連銘柄一覧

ここではプライベートブロックチェーン技術を持つテックビューロ株式会社と協業発表した会社を挙げておく。

コード 銘柄名 企業情報・業務内容
3853 インフォテリア テックビューロ株式会社と事業提携し、両社のソフトウェアを組み合わせるための専用接続アダプタを開発し、その実証実験を2016年1月から行い、同年4月から発売。テックビューロは、ビットコイン基盤技術を応用した国内唯一の「プライベート・ブロックチェーン」の開発技術を有する。
3778 さくらインターネット テックビューロ株式会社は、さくらインターネットが運営する「さくらのクラウド」上にて、テックビューロが開発するプライベート・ブロックチェーンのクラウド化技術「mijinクラウドチェーン」の実証実験環境「mijinクラウドチェーンβ」を、2016年1月より無料で提供。
3917 アイリッジ テックビューロ株式会社との間で事業提携を行い、国内唯一のプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」を使ったフィンテック関連スマートフォン用アプリの共同開発を開始する。テックビューロが有する国内で唯一のプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」と、アイリッジが国内でトップクラスを誇る位置連動ソリューション「popinfo」を組み合わせることによって、フィンテックとO2O を融合した、より集客力と安定性が高いバックエンド環境をアプリ向けに提案することが可能となるという。
3690 ロックオン 「仮想通貨取引所運営のテックビューロ(大阪市)と組み、通販サイトの運用コストを3分の1以下に抑えるシステムの開発を始める」と報じられた。2016年1月から実証実験を始め、夏をメドに販売を始めるという。
3808
名証
オウケイウェイヴ テックビューロ株式会社と業務提携し、プライベートブロックチェーン技術「mijin」による知財販売決済やユーザー認証、サポートキューの実証実験と共同開発。
2315 SJI テックビューロ株式会社とブロックチェーン技術の実証実験と販売に向けての協業を行うと発表。プライベート・ブロックチェーンプラットフォーム「mijin」の販売を含む、幅広い分野での業務提携。
2330 フォーサイド 連結子会社の フォーサイドエンタテイメントとテックビューロ株式会社は業務提携し、フォーサイドグループが運営する「スマートフォン向け次世代 SNS アプリ“Catchboard”」上のポイントサービスにおいて、テックビューロが提供するプライベートブロックチェーン技術「mijin」を用いた実証実験を実施。本実証実験では、ポイント残高の整合性の他、スマートフォンからの直接もしくは間接のブロックチェーン利用を検証し、Catchboard利用ユーザーに「Catchboardウォレット(仮称)」のような管理口座を持たせ、他社のポイントやマイレージとポイント交換する事や、更にはビットコイン等を代表とする仮想通貨及び電子マネー等とも交換する事ができ、かつユーザー間でのやりとりもできる等、ブロックチェーンを利用した高効率且つ高いセキュリティ基準を満たしたポイントサービスの構築を目指している。

ブロックチェーンで何ができるのか

ブロックチェーンは最新の技術であり、まだまだ未知の要素が大きい。ウィキペディアのブロックチェーンページも2016年1月現在はほとんど記述がなく、書きかけの状態となっている。

現時点で解かる範囲の内容と実例、今後の利用が期待される分野を挙げておこう。

ブロックチェーンは「ビットコイン」が発祥元

ビットコイン

ブロックチェーンの元祖はビットコインとなる。どちらが先かと言えばビットコインが先と言われており、ここから世界中にブロックチェーンという言葉と技術が伝わった。ブロックチェーンにはパブリック型とプライベート型があり、ビットコインは中央集権的な管理者が存在せず全て公となっている為、前者パブリック型となる。換金所の破綻などで問題も指摘されるビットコインではあるが、発行元というものが存在せず、非中央集権的システムそのものが通貨価値を保証する担保となっており今後も普及が進むと考えられる。

ビットコイン以外でも様々な仮想通貨が世に出始めたが完全な非中央集権的システムを構築できているものは少なく、なんらかの営利団体が通貨管理を行っているものがほとんどだ。完全なパブリック型ブロックチェーンシステムとなっているビットコインを越える程の信頼を得る仮想通貨は今後は現れないかもしれない。

米ナスダックがシステムにブロックチェーン技術導入

NASDAQ

米株取引市場のNASDAQ(ナスダック)は未公開株式市場向けのインフラシステムとしてブロックチェーン導入を目指し技術開発を進めている。株式取引所のような中央集権的組織を必要としないシステムにはブロックチェーン技術が最適とも言われており、このナスダックの取り組みは非常に面白い。今後、世界中の市場取引システムがブロックチェーンとなれば高セキュリティ、ゼロダウンタイム(システムダウンしない)、低コスト化と理想的なものが出来上がるかもしれない。

世界の金融機関が参加するブロックチェーン「R3Cev」

R3Cev

「R3Cev」はアメリカのスタートアップだが、この企業が主導し、世界中の金融機関が大規模なブロックチェーングループ立ち上げた。バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、HSBCなど一流の投資銀行に加え、日本からも三菱UFJフィナンシャルグループが参加している。これは現在の銀行システム、投資システムにブロックチェーン技術を応用し高いセキュリティと低コスト化を計ろうという取り組みだ。ただ、この場合のブロックチェーンはビットコインで説明したパブリック型ではなく、管理者が存在するプライベート型になると予想される。非中央集権的なシステムがブロックチェーンの特徴であるとも言えるが、プライベート型でもある程度の高セキュリティ、低コスト化は計れるはず。金融機関にとってもブロックチェーンは革命的な技術と期待されている。

日本におけるブロックチェーンは「テックビューロ」がメイン

2016年1月現在、日本におけるブロックチェーンの運命は「テックビューロ株式会社」が全てを握っていると言っても過言ではない状況。テックビューロは日本唯一のプライベートブロックチェーン技術を有する企業と言われており、提携・協業を発表した企業の株価は例外なく急騰、ストップ高となっている。

今、フィンテック関連銘柄は常に話題となる状況だが、このブロックチェーン関連・テックビューロ関連こそがフィンテック関連の中でも期待値が飛びぬけている。

テックビューロ株式会社とは

ブロックチェーン関連話題の中心となっているテックビューロ株式会社とはどんな会社なのか。これだけ話題でありながら未だ上場していないということもあり、今後は上場観測も出てくるだろう。

テックビューロ株式会社の会社概要

社名 テックビューロ株式会社
設立 2014年6月16日
所在地 大阪府大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル4F
代表取締役 朝山 貴生
取締役 朝山 道央
主要株主 日本テクノロジーベンチャーパートナーズ

テックビューロのブロックチェーン以外のサービス

テックビューロはブロックチェーン技術以外にも様々なIT関連サービスを行っている。

テックビューロの「zaif」

ビットコインを含む様々な仮想通貨、暗号通貨のウォレット。ビットコインが普及したことで仮想通貨のウォレットシステムも注目を集めている。

テックビューロの「クロークプリント」

普段は簿透明だがカメラを通して見るとデザインが映し出される印刷技術。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった今後更に注目を集めるであろう最新技術ともテックビューロは関連している。

テックビューロの「クロークコード」

こちらもクロークプリント同様、スマホなどのカメラを通して見ると映し出される二次元バーコード技術。AR、VR技術でもテックビューロ社は先行している。

テックビューロの「amedama(アメダマ)」

クッキーを使わずに端末をマッチングするトラッキング技術。スマホの広告効果測定などに役立つツールとなる。WEB広告が勢いを増す中、こちらも今後注目を集めるサービスとなりそうだ。

テックビューロの「codes」

codesとはCash on Delivery with Electronic Settlementの頭文字をとったもの。電子商材の代引き決済のビジネスモデルとなる。こちらは特許取得済みのサービス。

テックビューロのブロックチェーン「mijin」

今話題となっているテックビューロのプライベートブロックチェーンサービス「mijin」、この技術を利用し、様々なシステムの根幹をブロックチェーンに置き換えようという動きが活発化してきている。ブロックチェーン関連銘柄として挙げた全ての企業がテックビューロと提携・協業し、プライベートブロックチェーンの実用化を計ろうと奮闘。今後は実用化発表などでブロックチェーン関連銘柄の更なる飛躍が期待される。

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