29日の海外動向と本日の相場見通し 日経は膠着、サンバイオの影響の見極めの1日
30日の大阪ナイトセッションの日経先物3月物は前日比変わらずの20630円、高値は29日22時24分の20740円、安値は29日16時40分の20570円でした。29日のNYダウは反発、前日比51.74ドル高の24579.96ドルでした。3Mやファイザーなど、四半期決算が市場予想を上回った銘柄が買われました。一方、ナスダック総合株価指数は続落、同57.395ポイント安の7028.290ポイントでした。エヌビディアなど半導体株への売りが続きました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の3月物は前日比1.32ドル高の1バレル53.31ドルでした。NY円相場は3日ぶりに反落、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=109円35~45銭でした。
米国株に方向感がなく、ドル/円相場も小動きです。このため、本日の日経平均も昨日終値(20664.64円)を挟んで膠着する見通しです。想定レンジは20650円±150円程度です。本日の最大の注目はサンバイオ(4592)の動きと、新興市場全体、個人投資家への影響です。同社は昨日15時、再生細胞薬「SB623」について、慢性期脳梗塞を対象とした第2相臨床試験(治験)の「主要評価項目を達成できなかった」と発表しました。同社の29日時点の時価総額は5822.07億円で、直近の信用買い残は344.45万株に積み上がっています。同社株に関しては寄りから売り物殺到が予想され、それは、東証マザーズ指数を強烈に押し下げ、また、多くの信用個人の維持率を悪化させるとみられるからです。「サンバイオ・ショック」の影響がどの程度のものになるのか。これが本日のポイントでしょう。
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