3日の海外動向と本日の相場見通し 買い一巡後は様子見気分が強そうだが下値は堅そう
4日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比130円高の21720円、高値は4日5時14分の21720円、安値は3日16時30分の21610円でした。3日のNYダウは4日続伸、前日比179.32ドル高の26966ドルと、昨年10月3日以来、約9カ月ぶりに過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は同61.139ポイント高の8170.231ポイントと5月3日以来2か月ぶりに過去最高値を更新しました。3日は独立記念日の祝日の前日で株式市場は短縮取引でした。EUがECBの次期総裁に金融緩和を支持してきたラガルドIMF専務理事を指名し、主要中銀による緩和的な金融政策が続くとの思惑も強まりました。また、6月ADP全米雇用リポートが市場予想を下回ったのを受けて米利下げ観測が高まり、幅広い銘柄に買いが優勢となりました。NY原油先物相場は反発、WTI期近の8月物は前日比1.09ドル高の1バレル57.34ドルでした。NY円相場は1ドル=107円80~90銭、前日比05銭円高・ドル安でした。
前日のNYダウは最高値を更新しましたが、為替が円高気味なので日経平均の上値は重そうです。想定レンジは21600円~21800円程度です。週末発表の6月の米雇用を控え、外部環境を好感した買い一巡後は、様子見気分が強まりそうです。一方で、押し目買い意欲も強く、また、売り方の買い戻しも期待できることから、下値は堅そうです。
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