造船関連銘柄
2025年9月26日、日本海事新聞が「日本国内で、造船業を強化しようとする機運が高まっている。自民党の海運・造船対策特別委員会(海造特)などの緊急提言を受け、政府は国内造船業強化に向けたロードマップ策定を推進。今月開催の自民党の会合では、日本の建造能力を2035年に今の2倍に相当する1800万総トンに引き上げる目標も示された。造船業界が異例の脚光を浴びている。」と報じました。そこで、造船関連の主要銘柄をピックアップします。
| コード | 銘柄名 | 材 料 |
| 7014 | 名村造船 | 同社グループは新造船事業を中心にしながら船舶修繕事業・機械事業・鉄構陸機事業と事業分野を拡大。中核事業ともいえる船舶海洋事業。主に「パナマックス・バルク」、「ケープサイズ・バルク」、「アフラマックス・タンカー」、「WOZMAX(大型鉱石運搬船)」、「VLCC(超大型油送船)」等の3万トンから30万トンまでの船舶を建造。 |
| 6016 | ジャパンエンジンコーポレーション | UEエンジンと呼ばれる舶用低速エンジンの開発から設計、製造、販売、アフターサービスまでを行う世界唯一の会社。ばら積み船、タンカー、自動車運搬船、コンテナ船など、世界中で多くの船舶に採用されている。強みは、最先端技術で競合他社を遥かに凌駕する業界最高水準の低燃費を実現していること。 |
| 6023 | ダイハツインフィニアアース | 船舶用エンジンは、いわばダイハツインフィニアースの顔ともいえる分野。それだけに製品に対する信頼性は高く、成熟した技術力に裏打ちされた耐久性、地球環境や作業環境保全に充分な配慮をし、NOxの削減、低騒音低振動など、全てがハイレベルで融合した高性能エンジンとして実績を築いている。 |
| 7003 | 三井E&S | 舶用エンジンでは、2023年より新たに三井E&S DU社の発足によりWinGDブランドを取得し、2024年国内シェア71%を誇る。国内トップメーカーとして、2015年よりメタノール・LNGに対応した二元燃料エンジンを市場投入、さらに次世代燃料として期待されるアンモニア・水素への対応にも取り組んでいる。 |
| 6637 | 寺崎電気産業 | 船舶の安全航海を担うのが、テラサキの船舶用制御技術。とりわけ高い実績を誇るのが『配電制御システム』と『機関監視制御システム』の分野。世界でトップクラスのシェアを保持、海外の海運・造船界から幅広く認知されている。 |
| 6814 | 古野電気 | 安全で効率的な航行への貢献を使命として、ヒト・モノを運ぶさまざまな商船に、各種航海機器・通信機器を提供。さらに、新造船向けのビジネスで築いたトップシェアの実績とグローバルネットワークを活かし、船舶の新船建造から保守、換装に至るライフサイクルの維持管理を支援する事業を展開。 |
| 7721 | 東京計器 | 日本で初めてレーダーやジャイロコンパス(船の船首方位を検出するための機器)、オートパイロットの製造を開始した航海計器のパイオニアとして、操船に必要な航海計器をラインナップ。グローバルに提供。ジャイロコンパス、オートパイロットのトップ企業として、無人運航船の開発プロジェクトにも参画している。 |
| 4617 | 中国塗料 | 世界をつなぐ物流の最大の担い手である船舶。その船底部を汚損から守る防汚塗料、様々な積荷を運搬可能にするタンク・ホールド用塗料、上部構造物内外含め船体のあらゆる部位の要求性能に適した塗料を幅広く開発。中国塗料は創業以来、造船・海運業とともに歩み、発展してきた。 |
| 6229 | オーケーエム | 船舶排ガス用バルブは世界シェアNo.1を誇り、経済産業省「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」に選定。現在、LNG燃料船向けバルブを展開するとともに、脱炭素社会の実現に向け、アンモニアや液化水素対応バルブの開発を推進している。 |
| 6493 | NITTAN | 船舶用エンジンの環境負荷低減に対応する新部品の量産を開始。2024年度に4ストロークエンジン向けの冷却効率に優れる中空バルブ、25年度に水素やアンモニアなどの温室効果ガス(GHG)フリー燃料に対応した舶用中速エンジン向けバルブと、摩耗しにくくメンテナンス頻度を抑えられる舶用油圧バルブリフターの量産を開始。 |
| 6496 | 中北製作所 | 総合流体制御システムメーカー。タンカーなどの大型船舶に使用されるバタフライバルブとその遠隔操作装置、機関室のコントロールバルブは造船業界から高い評価を受け、船の姿勢を制御するバラスト水の自動制御システムにおいて日本でほぼ100%のシェアを獲得。中国・韓国ではタンカーで約50%。 |
| 7018 | 内海造船 | 設立以来、国内フェリーをはじめ、コンテナ船、バルクキャリア、タンカー、自動車運搬船、RO-RO船など多彩な船種の建造、それらの船種に加えて官公庁船、練習船、特殊船等の修繕を手掛け、海上輸送を支えてきた。近年では海外向けのフェリーを建造するなど、国内外における新たな分野への積極的な事業展開を進めている。 |
