15日の海外動向と本日の相場見通し 米株最高値も、円高・中国景気減速で日経の上値は重い

16日の大阪ナイトセッションの日経先物9月物は前日比60円安の21570円、高値は151904分の21640円、安値は152357分の21550円でした。15日のNYダウは4日続伸、前週末比27.13ドル高の27359.16ドルと、3日続けて過去最高値を更新しました。S&P500種株価指数は5日続伸し、3日続けて過去最高値を付けました。ナスダック総合株価指数は続伸、同14.041ポイント高の8258.185ポイントと連日で過去最高値を更新しました。利下げによる株式市場への資金流入期待が引き続き相場を押し上げました。NY原油先物相場は反落、WTI期近の8月物は前週末比0.63ドル安の1バレル59.58ドルでした。NY円相場は前週末比横ばいの1ドル=1078595銭でした。

 

米長期金利の低下が続き、日米金利差の縮小を意識した円買いが円の下値を支えています。また、中国の19年4~6月の実質GDPは、前年同期より6.2%増と、リーマン・ショック直後の09年1~3月期を下回り、四半期ベースで統計を遡れる92年以降で最低でした。この円高と中国景気減速が、15日の米株は堅調ながら、16日の日経平均にネガティブに作用しそうです。想定レンジは21600円±150円程度です。

 

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