27日の海外動向と本日の相場見通し 米株下落、円高を受け、本日の日経平均は軟調推移
28日の大阪ナイトセッション日経平均先物３月物は前日比210円安の21640円、高値は27日18時32分の22110円、安値は28日00時34分の21530円でした。27日のＮＹダウは６日続落、前日比1190.95ドル安の25766.64ドルと、19年８月27日以来、半年ぶりに２万6000ドルを下回り、下げ幅は18年２月５日を上回り過去最大でした。ナスダック総合株価指数は反落、同414.295ポイント安の8566.480ポイントでした。米疾病対策センター（ＣＤＣ）は26日、カリフォルニア州で海外渡航歴がなく、感染者との接触も未確認の人への感染事例があったと発表しました。これが嫌気されました。ＮＹ原油先物相場は続落、ＷＴＩ期近の４月物は前日比1.64ドル安の１バレル47.09ドルでした。ＮＹ円相場は反発、前日比85銭円高・ドル安の１ドル＝109円50～60銭でした。
米株下落、円高を受け、本日の日経平均は軟調推移が見込まれます。想定レンジは21500円±300円程度です。ボラタイルな相場が続くでしょう。投資家のリスク回避姿勢の動きは続く見通しです。なお、米金利先物の市場動向から金融政策を予想する「フェドウオッチ」によると、27日夕時点で市場が見込む３月の利下げ確率は100％に上昇したそうです。これは下支え要因になりそうです。ですが、それ以外に買い材料は見当たりません。このため、戻りも鈍そうです。
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