26日の海外動向と本日の相場見通し 米中対立激化懸念で、日経の上値は重そう
27日の大阪ナイトセッション日経平均先物6月物は前日比変わらずの21280円、高値は27日03時20分の21360円、安値は26日20時03分の21180円でした。26日のNYダウは3日ぶりに大幅反発、前週末比529.95ドル高の24995.11ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸、同15.63ポイント高の9340.22ポイントでした。で終えた。ノババックスが25日、新型コロナのワクチン候補の臨床試験を始めたと発表、メルクは26日、予防ワクチン2種を開発すると発表しました。早期のワクチン完成期待が買い材料になりました。また、5月の消費者信頼感指数は低下を見込んだ市場予想に反して前月から0.9%上昇したことも好材料でした。NY原油先物相場は反発、WTI期近の7月物は前週末比1.10ドル高の1バレル34.35ドルでした。NY円相場は上昇、前週末比05銭円高・ドル安の1ドル=107円50~60銭でした。
26日のVIX指数は前日比0.15(0.5%)安の28.01でした。また、VXMは前日比0.69(2.2%)安の30.85で、VIX/VXVレシオは前日比0.02(1.7%)高の0.91でした。同レシオが1を下回っているので米株式相場は好調といえます。一方、26日の日本でも、プット・コールレシオは0.59、新高値銘柄数103、新安値銘柄数ゼロ、東証1部の騰落レシオ(25日平均)は132.95と、過熱感を伴いながらも、強気相場が継続している様子が窺えます。
26日のNYダウは大幅高でした、引け際に出た、「トランプ政権、香港問題で中国の当局者や企業への制裁検討-関係者」とのヘッドラインで、米株式相場は伸び悩みました。S&P500種株価指数は11週間ぶりの高値で引けましたが、取引終盤30分に上げ幅の半分近くを失いました。また、大型ハイテク株や、中国へのエクスポージャーが高い半導体銘柄は終盤に売られました。このため、本日の東京株式市場では、中国関連や、半導体を中心にしたIT関連株は売られそうです。一方で、新型コロナウイルスのワクチン関連や、飲食、旅行、イベント企画などのコロナ直撃銘柄群などが物色されそうです。この結果、日経平均は膠着しそうです。想定レンジは21250円±200円程度です。
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