7日の海外動向と本日の相場見通し 外部環境絶好調も、3連休・雇用統計で日経の上値は重そう 

8日の大阪ナイトセッションの日経平均先物3月物は前日比140円高の27580円、高値は8日01時00分の27620円、安値は7日17時32分の27380円でした。7日のNYダウは3日続伸、前日比211.73ドル高の31041.13ドルと連日で過去最高値を更新しました。ナスダック総合株価指数は反発し、同326.686ポイント高の13067.480ポイントと初の13000台で取引を終えました。S&P500種株価指数は同55.65ポイント高の3803.79ポイントと、主要3指数が揃って過去最高値を付けました。「ブルーウエーブ」が実現し、大型の追加経済対策が実施されるとの期待から多くの投資家がリスクオンとなり、株式が買われました。NY原油先物相場は3日続伸、WTI期近の2月物は前日比0.20ドル高の1バレル50.83ドルでした。NY金先物相場は反発、2月物は前日比5.0ドル高の1トロイオンス1913.6ドルでした。NY円相場は続落、前日比80銭円安・ドル高の1ドル=103円80~90銭でした。

 

7日のVIX指数は前日比2.70(10.77%)安の22.37でした。また、VIX3Mは同1.77(6.61%)安の25.02で、VIX/VIX3Mレシオは同0.04(4.46%)安の0.89と、1を割り込んでいます。このため、「リスクパリティ型ファンド」からの暴力的な売りを警戒する必要性は大幅に低下しています。また、Skew指数(スキュー指数、別名「ブラックスワン指数」)は、前日比1.14(0.78%)安の145.92でした。

 

一方、7日の日本では、プット・コールレシオは0.33と前日の0.38から低下しました。東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は99.62と前日の98.60から上昇しました。新高値銘柄数は93、新安値銘柄数は3でした。

 

なお、日経平均に関しては、日足ベースの一目均衡表では基準線は7日現在「水平」から「上向き」に転換しました。転換線は「上向き」継続です。転換線と基準線は「好転」継続です。遅行スパンは26日前よりも上に浮上したままで、「好転」継続です。引き続き雲の上で推移しています。また、先行スパンのクロスは、現在は確認できません。先行スパン2は「上向き」継続です。また、7日現在のMACD(12日-26日)は352.20と前日の337.90から上昇、シグナル(9日)は337.35と前日の335.69から上昇、ヒストグラム(=MACD -シグナル)は14.85と前日の2.21から上昇し、「買い」継続です。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は7日です。

 

7日の米10年物国債利回りは前日比0.03%上昇し、1.08%と昨年3月以来の高水準で取引を終えました。バイデン新政権が大型の経済対策を実施する見通しのため、国債増発による需給悪化と、その後のインフレリスクを織り込む格好で、債券が売られているようです。にもかかわらず、前日6日に長期金利の上昇を嫌気した売りに押されたハイテク株が買い戻され、7日には、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は前日比2.6%高と大幅反発し、過去最高値を更新しました。本日の東京株式市場でも同様にグロース系IT関連株が買い戻され、日経平均を押し上げることでしょう。ですが日本は明日から3連休です。また、日本時間の今晩、12月の米雇用統計の結果発表を控えています。このため、買い一巡後は買い方のポジション調整の売りで上値が重くなる可能性が高そうです。日経平均の想定レンジは27600円±300円程度です。

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