6月2日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

本日の個別銘柄動向コメント

アクセスグループ・ホールディングス(7042)

5月31日、事業子会社で、プロモーション支援事業を展開する株式会社アクセスプログレスが、新型コロナウイルス感染症などの感染対策に対応し、準備から運営までワンストップでサポートする、会場運営パッケージサービスを提供開始したとの発表が引き続き買い材料視さるでしょう。

 

アマガサ(3070)

6月1日、株主優待制度拡充を発表。これが買い材料になりそうです。保有期間並びに保有株式数に応じて、自社運営 EC サイトに掲載している靴商品、及び新商品の JB ダイヤモンドが受け取れるとのこと。

 

フュートレック(2468)

5月31日、ユニロボット株式会社(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:酒井拓)が新たに提供を開始した「unirobot cloud – 自動応答 AI サービス 」にフュートレックの音声認識技術が採用されたことを発表したことが、引き続き買い材料視されそうです。

 

ウチダエスコ(4699)

6月1日、2021年7月期通期連結業績の上方修正を発表しました。これで買い先行が見込まれます。2021年7月期の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも2021年3月4日発表の連結業績予想を上回る見込みです。

 

カブ知恵のお勧め投資顧問の無料紹介銘柄動向

カブ知恵が集計(集計期間及びパフォーマンス評価期間:5月1日~6月1日)した無料紹介銘柄の中で、高パフォーマンスを叩き出したのが、ゴールドリサーチ投資アドバイザリーが、5月11日紹介したシンバイオ製薬(4582)です。紹介日翌日12日の始値は1249円で、6月1日終値ベースで騰落率は63.6%に達しています。シンバイオに関しては、5月10日発表の「トレアキシン液剤「RI(急速静注)投与」 に関する承認申請完了のお知らせ」が人気化のきっかけでした。その後、5月19日、「中外製薬、再発又は難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を対象とした ポラツズマブ ベドチン(遺伝子組換え)の薬価収載を発表」、5月25日、「抗ウイルス薬ブリンシドフォビル(brincidofovir)の新特許取得の発表について」とIRを連発したことが、株価が刺激しているようです。

 

5月11日~6月1日までのシンバイオ製薬のチャートを改めて見直してみると、5月12日の始値は、まさに「上昇相場の初動」でしたね。ゴールドリサーチ投資アドバイザリーの無料情報を既に利用されている方々で、シンバイオ製薬の初動に乗れた方々はおめでとうございます。

 

 

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相場観

6月1日の日経平均は前日比45.74円(0.16%)安の28814.34円と、続落しました。5日移動平均線(6月1日現在28803.00円)、25日移動平均線(同28652.61円)を上回っています。ただし、75日移動平均線(同29239.79円)は下回っており、抵抗線として意識されています。なお、6月2日の大阪ナイトセッションの日経平均先物6月物は前日比変わらずの28760円、高値は1日21時12分の28980円、安値は2日02時37分の28730円でした。1日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は96.63と前日の87.81から上昇しました。新高値銘柄数は54、新安値銘柄数は102でした。また、6月1日現在のMACD(12日-26日)はマイナス79.43、シグナル(9日)はマイナス226.72、ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス147.29と、「買い」を継続しました。これは2021年5月24日に買い転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

1日のNYダウは4日続伸したものの、ナスダック総合株価指数は小反落したため、本日の日経平均は膠着するでしょう。メインレンジは、昨日安値28611.25円~25日移動平均ベースのボリンジャーバンドプラス1σ(1日現在29142.00円)です。

 

物色面では、「半導体商社、在庫少なく、18社1~3月、17年以来の低水準、産業向けも不足感強まる。」と伝わり、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ディスコ(6146)、レーザーテック(6920)、オキサイド(6521)、ワイエイシイ(6298)、シキノハイテック(6614)、QDレーザ(6613)、フェローテク(6890)、トリケミカル研究所(4369)、Mipox(5381)などへの関心が高まる見通しです。半導体関連に関しては、先日、「TSMC、20社超と連携、日本に半導体開発拠点」とも伝わっています。

また、「川崎重工、水素事業で売上高3000億円、31年3月期目標。」と報じられましたので、水素関連も人気化するでしょう。水素関連では、岩谷産業(8088)、日本酸素HD(4091)、三菱化工機(6331)、トヨタ自動車(7203)、千代田化工建設(6366)、加地テック(6391)、川崎重工(7012)、那須電機鉄工(5922)、澤藤電機(6901)、長野計器(7715)などに関心が向きそうです。

 

そして、NHKが、「車の電動化加速へ新目標 EV充電スタンドを5倍の15万基に 政府」と報じています。5月30日には、日経新聞が、「水素補給拠点「30年1000基」、成長戦略で電動車を促す、半導体支援「他国に匹敵」。」と既に報じています。連日の報道で、とりわけ、モリテックスチール(5986)、ニチコン(6996)、東光高岳(6617)、新電元工業(6844)など電気自動車充電器関連の人気が続きそうです。

 

一方、6月1日の東証マザーズ指数は前日比8.32p(0.72%)安の1141.74pと、反落しました。5日移動平均線(1日現在1146.29p)、25日移動平均線(同1142.83p)、75日移動平均線(同1197.11p)全て下回っています。出来高は6678万株、売買代金は1150億円でした。5月12日に、2021年3月9日の1113.58と、2020年12月22日の1125.60に挟まれた「中期的な下値サポートゾーン」を割り込んだことで、底割れとなり、調整が長期化するリスクが高まっていましたが、このゾーン上限の1125.60pを5月21日に終値で上抜けたことで、調整一巡感が強まりました。よって、5月17日の1040.58pが当面の底値となる見通しです。

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