3月29日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
3月28日の日経平均は前日比205.95円(0.73%)安の27943.89円と、10日ぶりに反落しました。5日移動平均線(28日現在27893.67円)、25日移動平均線(同26408.21円)、75日移動平均線(同27489.55円)を上回っています。一方、200日移動平均線(同28269.70円)は下回っています。3月29日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比310円高の27960円、高値は29日05時03分の28030円、安値は29日01時12分の27710円でした。28日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は100.45と前日の98.37から上昇しました。新高値銘柄数は35、新安値銘柄数は3でした。また、28日現在のMACD(12日-26日)は289.27、シグナル(9日)はマイナス152.03でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は441.30でした。これは3月16日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
一方、28日の東証マザーズ指数は前日比28.60p(3.76%)安の732.58pと、大幅に続落しました。5日移動平均線(28日現在747.03p)、75日移動平均線(同823.89p)、200日移動平均線(同1015.61p)全て下回っています。一方、25日移動平均線(同712.12p)は上回っています。25日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は103.21でした。新高値銘柄数は3、新安値銘柄数は1でした。また、28日現在のMACD(12日-26日)はマイナス1.71、シグナル(9日)はマイナス15.23でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はプラス13.52でした。これは3月17日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。
28日のNYダウは3日続伸し、前週末比94.65ドル高の34955.89ドルでした。ナスダック総合株価指数は反発し、同185.602ポイント高の14354.902ポイントでした。原油先物相場が下落したことで、ガソリン高が消費を冷やすとの懸念が後退し、消費関連銘柄が上昇しました。また、米10年物国債利回りは前週末比0.02%低い2.46%で終えました。この長期金利の低下も株式に追い風でした。
28日の米国株が堅調に推移したこともあり、本日の日経平均は反発してスタートする見通しです。しかしながら、25日まで9連騰しました。さすがに、昨日1日一服した程度では、過熱は冷まされることはないでしょう。このため、上値では、利食い売りもそれなりのボリューム出てきそうです。その一方、想定外の急騰に苦しんでいる売り方の買い戻しニーズもそれなりにあるため、下値は下値で堅いでしょう。昨日は、欧州市場の時間帯に円は125円10銭と2015年8月以来の水準まで円安・ドル高が進むなど、外国為替市場での円安進行や、配当の再投資への期待もあり、下がれば買いたいというムードが終日続く見通しです。日経平均の想定レンジは28250円±400円程度です。
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