3月30日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

3月29日の日経平均は前日比308.53円(1.10%)高の28252.42円と、大幅反発しました。5日移動平均線(29日現在28099.34円)、25日移動平均線(同26453.42円)、75日移動平均線(同27493.88円)を上回っています。一方、200日移動平均線(同28265.67円)は下回っています。3月30日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比360円高の28280円、高値は29日22時32分の28410円、安値は29日16時53分の27940円でした。29日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は104.65と前日の100.45から上昇しました。新高値銘柄数は33、新安値銘柄数は4でした。また、29日現在のMACD(12日-26日)は360.80、シグナル(9日)はマイナス47.72でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は408.52でした。これは3月16日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

一方、29日の東証マザーズ指数は前日比27.06p(3.69%)高の759.64pと、3日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(29日現在753.77p)、25日移動平均線(同714.16p)共に上回っています。一方、75日移動平均線(同820.56p)、200日移動平均線(同1013.71p)共に下回っています。29日の東証マザーズの騰落レシオ(25日移動平均)は106.25でした。新高値銘柄数は6、新安値銘柄数は2でした。また、29日現在のMACD(12日-26日)は0.95、シグナル(9日)はマイナス11.86でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は12.82でした。これは3月17日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。

 

29日のNYダウは4日続伸し、前日比338.30ドル高の35294.19ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同264.734ポイント高の14619.636ポイントでした。ロシア国防省が29日、ウクライナの首都キエフなどで軍事活動を縮小すると発表したことで、停戦に向けて前進しているとの見方が強まりました。

 

29日の米国株が堅調に推移したこともあり、本日の日経平均は続伸してスタートする見通しです。WTI期近の5月物は前日比1.72ドル安の1バレル104.24ドルでした。ロシア政府がウクライナでの軍事活動の縮小を表明し、ロシア産原油の禁輸に伴う需給逼迫の懸念が和らぎ、売りが優勢になりました。これを受け、ガソリン高が米消費を圧迫するとの懸念が後退し、株が買われました。なお、東京株式市場では、本日は3月期末の配当の権利落ち日にあたり、日経平均には約240円程度の下押し圧力がかかります。日経平均の想定レンジは28300円±300円程度です。

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