4月5日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録
相場観
4月4日の日経平均は前週末比70.49円(0.25%)高の27736.47円と、4日ぶりに反発しました。5日移動平均線(4日現在27900.71円)、200日移動平均線(同28243.00円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同26671.15円)、75日移動平均線(同27450.84円)は上回っています。4月5日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比160円高の27950円、高値は5日04時36分の28020円、安値は4日17時02分の27630円でした。4日の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は108.91でした。新高値銘柄数は86、新安値銘柄数は11でした。また、4日現在のMACD(12日-26日)は379.37、シグナル(9日)は282.55でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は96.81でした。これは3月16日にプラス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。
4日のNYダウは続伸し、前週末比103.61ドル高の34921.88ドルでした。ナスダック総合株価指数は大幅続伸し、同271.054ポイント高の14532.554ポイントでした。4日にテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が株式の9.2%を取得したことが明らかになったツイッターが、前日比10.6ドル(27.12%)高の49.97ドルで取引を終えたことが話題になっていました。また、アリババ集団をはじめ中国株の米預託証券(ADR)が上場廃止リスク後退の見方から軒並み大幅高となったことも話題になっていました。
4日の米国株が堅調だったこともあり、これを好感する格好で、本日の日経平均は堅調に推移する見通しです。また、4日のNY円相場は続落し、前週末比20銭円安・ドル高の1ドル=122円70~80銭で取引を終えました。この円安は我が国外需株にポジティブです。ちなみに、4日のTOPIXの終値は1953.63ポイントと、3月のTOPIXの月中平均1885.51ポイントを上回っています。この1885.51ポイントを上回っている状況では、新年度入りした国内機関投資家からの利益確定売りが出易いとみています。よって、外部環境改善を好感した買い一巡後の日経平均の上値は重そうです。想定レンジは28000円±300円程度です。下値は75日移動平均線(4日現在27450.84円)が意識されそうです。
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