4月7日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

4月6日の日経平均は前日比437.68円(1.58%)安の27350.30円と、3日ぶりに大幅反落しました。5日移動平均線(6日現在27672.43円)、75日移動平均線(同27425.04円)、200日移動平均線(同28229.16円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同26741.83円)は上回っています。4月7日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比360円安の27070円、高値は6日16時30分の始値27430円、安値は7日03時16分の26990円でした。6日の騰落レシオ(25日移動平均)は98.20でした。新高値銘柄数は57、新安値銘柄数は46でした。また、6日現在のMACD(12日-26日)は327.82、シグナル(9日)は348.67でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス20.85とマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。

 

6日のNYダウは続落し、前日比144.67ドル安の34496.51ドルでした。ナスダック総合株価指数は続落し、同315.351ポイント(2.2%)安の13888.817ポイントと、連日で2%を超える大幅な下げとなりました。長期金利上昇を嫌気してハイテク株が売られた一方で、業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株は買われ、相場を下支えしました。

 

FOMC議事要旨では、5月にも始める資産圧縮について「月950億ドルの削減が適切だ」との見方で参加者がおおむね合意し、利上げは多くの参加者が「インフレ圧力が強まれば1回か、それ以上の回数にわたり0.5%の利上げが適切になる」と指摘しています。確かに、タカ派的な内容でしたが、これは市場の想定内のものでした。このため、議事要旨の公表直後にダウは364ドル安とこの日の安値を付けたものの、その後は下げ幅を急速に縮めました。ですが、6日の米10年物国債利回りは前日比0.06%高の2.60%でした。早朝に一時2.66%と2019年3月以来の水準に上昇する場面がありました。この長期金利の上昇は、高PERのグロース株への逆風となる見通しです。その一方で、6日のWTI期近の5月物は前日比5.73ドル安の1バレル96.23ドルでした。IEAが6日、石油備蓄を追加で放出することを決めたことで、売りが出ました。この原油先物安は日本株のサポート材料です。ちなみに、6日のTOPIXの終値は1922.91ポイントと、3月のTOPIXの月中平均1885.51ポイントを上回っています。この1885.51ポイントを上回っている状況では、新年度入りした国内機関投資家からの利益確定売りが出易いとみています。よって、日経平均の上値は引き続き重そうです。想定レンジは27100円±300円程度です。下値は昨日に75日移動平均線(6日現在27425.04円)を割り込んだので、25日移動平均線(同26741.83円)が意識されそうです。

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