4月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

相場観

4月11日の日経平均は前週末比164.28円(0.61%)安の26821.52円と、反落しました。5日移動平均線(11日現在27166.83円)、75日移動平均線(同27353.36円)、200日移動平均線(同28193.17円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同26811.43円)は上回っています。4月12日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比100円安の26720円、高値は11日20時03分の26970円、安値は12日04時56分の26710円でした。11日の騰落レシオ(25日移動平均)は100.81でした。新高値銘柄数は37、新安値銘柄数は137でした。また、11日現在のMACD(12日-26日)は140.13、シグナル(9日)は317.03でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス176.89でした。これは4月6日にマイナス転換しました。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。

 

11日のNYダウは3日ぶりに反落し、前週末比413.04ドル安の34308.08ドルでした。ナスダック総合株価指数は続落し、同299.040ポイント安の13411.956ポイントでした。米長期金利が上昇し、高PERのハイテク株を中心に売りが膨らみました。

 

11日のNY債券市場で長期債相場は7日続落しました。米10年物国債利回りは前週末比0.08%高い2.78%でした。一時は2.79%と2019年1月以来の高水準を付ける場面がありました。12日発表の3月のCPIは市場予想が前年同月比8.4%の上昇と、伸び率は2月の7.9%から加速するとみられています。米国では、3月のFOMC議事要旨で明らかになった月950億ドルの資産圧縮やFRB高官のタカ派発言などを受け、長期債への売りが続いています。これは日米共にグロース株への悪材料です。11日のTOPIXの終値は1889.64ポイントと、3月のTOPIXの月中平均1885.51ポイントを上回っています。この1885.51ポイントを上回っている状況では、新年度入りした国内機関投資家からの利益確定売りが出易いとみています。よって、日経平均の上値は引き続き重そうです。想定レンジは26700円±300円程度です。引き続き25日移動平均線(11日現在26811.43円)の攻防となりそうです。

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