3月8日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

7日の日経平均は前日比71.38円(0.25%)高の28309.16円と3日続伸しました。5日移動平均線(7日現在27897.96円)、25日移動平均線(同27579.60円)、75日移動平均線(同27295.34円)、100日移動平均線(同27293.80円)、200日移動平均線(同27321.24円)全て上回っています。8日の大阪証券取引所における日経平均先物3月物の夜間取引終値は前日比110円安の28210円、高値は7日22時47分の28460円、安値は8日04時48分の28170円でした。7日の騰落レシオ(6日移動平均)は164.57%でした。新高値銘柄数は207、新安値銘柄数は1でした。また、MACD(12日-26日)は209.08、シグナル(9日)は123.62でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は85.46でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち「7つ」(前日は8つ)が点灯している状況です。

 

7日のNYダウは5日ぶりに反落し、前日比574.98ドル安の32856.46ドルでした。ナスダック総合株価指数は続落し、同145.40ポイント安の11530.33ポイントでした。パウエルFRB議長が米上院銀行委員会での議会証言で、直近のデータの強さに関して、「最終的な政策金利の水準が従来の想定よりも高くなる可能性があることを示している」、データ次第で「利上げペースを加速させる用意がある」と述べたことで、21~22日のFOMCでの利上げ幅が0.5%に拡大されるとの見方が強まり、金融政策の影響を受けやすい2年債利回りが一時5.02%と2007年6月以来の水準に上昇したことが嫌気されました。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が1日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が3月1日の27516.53円を下回る必要があります。7日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.07(0.42%)安の16.53でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは7日終値28309.16円±400円程度です。

 

本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で1月31日の27327.11円を下回ることが必要です。また、3日の上昇で、戻りメドだった2月6日の27821.22円を上抜きました。目先の戻りメドとしては昨年11月24日の28502.29円が意識されそうです。逆に、調整が本格化した場合の第1押し目メドは1月23日と1月24日とで空けた窓(26938.28円~27150.43円)埋め水準です。さらに深押しした場合の第2メドは1月20日と1月23日とで空けた窓(26553.53円~26788.76円)埋め水準を想定しています。ただし、現時点においては、調整が本格化するリスクは大幅に低下したとみています。短期的な調整メドは3日と6日と空けた窓(27961.21円~28153.82円)埋め水準です。

 

2日までは、27500円を挟み膠着感が非常に強い状況でしたが、3日に上放れ、6日に大幅続伸し、7日も小幅ながら3日続伸しました。先物・オプションのメジャーSQを週末に控え、需給面で買い方が圧倒的に優勢になりました。25日移動平均線の向きが下降転換したら、下方向への警戒をより強めておきたいと考えていますが、7日現在、25日移動平均線は28日連続で上昇中です。

 

「ブルームバーグがエコノミスト49人を対象に2月24日から3月1日まで実施した調査によると、3月9、10日の会合については9割超の46人が金融緩和政策の現状維持を予想している。」そうです。このため、3月会合でのイベントリスクが現時点では低下しているもようです。日経平均については、SQ前後での目先天井形成がメインシナリオです。

 

なお、植田新体制になっても、決定会合でのYCC修正リスク・撤廃リスクは常に警戒される可能性が高いので、4月27・28日、6月15・16日、7月27・28日、9月21・22日、10月30・31日、12月18・19日前後の日本株は、金融政策変更リスクを警戒して、相当不安定になるとみていましたが、YCCが修正され、国債利回りが1%まで上昇するならば、日銀に代わり、民間銀行や生命保険会社等の金融機関が強力な買い手になる見込みのため、我が国金融市場の混乱は回避される可能性が高く、過度に日銀の金融政策の変更に神経質になる必要はなさそうです。

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