3月20日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

17日の日経平均は前日比323.18円(1.20%)高の27333.79円と大幅反発しました。5日移動平均線(17日現在27325.78円)、75日移動平均線(同27256.57円)を上回りました。一方、25日移動平均線(同27646.99円)、100日移動平均線(同27368.98円)、200日移動平均線(同27361.71円)は下回っています。18日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比330円安の26700円、高値は17日17時27分の27150円、安値は18日00時43分の26650円でした。17日の騰落レシオ(6日移動平均)は46.21%でした。新高値銘柄数は26、新安値銘柄数は11でした。また、MACD(12日-26日)は13.62、シグナル(9日)は180.32でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス166.70でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は4日です。ちなみに、当社の「大底確認10項目」のうち「3つ」(前日も3つ)が点灯している状況です。

 

17日のNYダウは反落し、前日比384.57ドル安の31861.98ドルでした。ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反落し、同86.76ポイント安の11630.51ポイントでした。大手行による支援決定を受け、前日に10%高となったファースト・リパブリック・バンクが再び売られ、17日は33%安で終えるなど、地銀株が相場全体の下げを主導しました。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が13日に下向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が13日の27832.96円を上回る必要があります。17日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比2.12(9.83%)安の19.45でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは17日終値27333.79円±400円程度です。

 

元々、25日移動平均線の向きが下降転換したら、下方向への警戒をより強めておきたいと考えていましたが、14日に、25日移動平均線が33日ぶりに下降転換し、17日も下降しています。このため、現時点では、「中期的な下落トレンドが発生した」との認識です。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で2月10日の27670.98円を上回ることが必要です。少なくとも、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向きに転じる」までは、調整が続く見通しです。押し目メドは1月20日と1月23日とで空けた窓(26553.53円~26788.76円)埋め水準を想定しています。

 

経営不振のクレディ・スイスについては、UBSが19日に買収で合意しました。また、FRBなど日米欧の6中央銀行は19日、中銀が協調して市場へのドル供給を強化すると発表したことで、欧米の金融システム不安はひとまず後退する見通しです。ですが、すぐには、欧米の金融システム不安は、完全に払拭できそうもないため、相場全体の上値は重そうです。

 

最後に、植田新体制になっても、決定会合でのYCC修正リスク・撤廃リスクは常に警戒される可能性が高いので、4月27・28日、6月15・16日、7月27・28日、9月21・22日、10月30・31日、12月18・19日前後の日本株は、金融政策変更リスクを警戒して、相当不安定になるとみていましたが、YCCが修正され、国債利回りが1%まで上昇するならば、日銀に代わり、民間銀行や生命保険会社等の金融機関が強力な買い手になる見込みのため、我が国金融市場の混乱は回避される可能性が高く、過度に日銀の金融政策の変更に神経質になる必要はなさそうです。

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