4月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

11日の日経平均は前日比289.71円(1.05%)高の27923.37円と大幅に3日続伸しました。5日移動平均線(11日現在27672.25円)、25日移動平均線(同27716.26円)、75日移動平均線(同27237.24円)、100日移動平均線(同27397.38円)、200日移動平均線(同27392.67円)全て上回っています。12日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比90円高の28030円、高値は12日03時43分の28090円、安値は11日16時57分の27870円でした。11日の騰落レシオ(6日移動平均)は93.51%でした。新高値銘柄数は79、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)は61.21、シグナル(9日)は75.27でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)はマイナス14.06でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)、「大底確認10項目」のうち「1つ」(前日も1つ)が点灯している状況です。

 

11日のNYダウは4日続伸し、前日比98.27ドル高の33684.79ドルでした。景気敏感株や消費関連株への買いが続きました。一方、エヌビディアやAMDなど半導体株の下げたことで、ナスダック総合株価指数は続落し、同52.48ポイント安の12031.88ポイントでした。なお、12日には3月のCPIが発表されることもあり、様子見気分が強い1日でした。

 

日経平均については、5日移動平均線自体が4月5日に下向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が上向きに転じるためには、本日終値が5日の27813.26円を上回る必要があります。11日の日経平均ボラティリティー・インデックスは前日比0.24(1.40%)安の16.90でした。本日の日経平均のメインの想定レンジは11日終値27923.37円±400円程度です。ところで、国際通貨基金(IMF)は11日、最新の世界経済見通しを発表しました。米国で3月に起きた銀行の経営破綻を受け、「下振れ方向に大きく傾いている」と、「世界経済の悪化リスクは和らいでいる」との見方を示していた前回から一転して警戒レベルを引き上げました。

 

11日、25日移動平均線が、2日連続で下降しました。本日、25移動平均線が上向き転換するには、終値で3月7日の28309.16円を上回ることが必要です。なお、5日の大幅安で、日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向きに転じたため、3月16日の26632.92円を起点にしたリバウンドは、4月4日の28287.42円で終了したとみてよいでしょう。現時点での押し目メドは26632.92円から28287.42円までの上げ幅の61.8%押しの27264.94円を想定しています。ただし、6日の下落で半値押し(27460.17円)は6日の下落で達成済みのため、値幅的な調整はほぼ実現したとも考えられるため、リバウンドするようならば、5日移動平均線を目指すと考えていましたが、同線を11日に上抜けたため、上値メドは4日の28287.42円に上方修正します。

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