5月29日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

AIメカテック(6227)

パワー半導体関連の出遅れ株として注目します。今年5月15日、プロセス装置事業を譲り受けてはじめてとなるパワー半導体用プラズマアッシング装置の受注をしたことを発表しています。同社の高性能プラズマアッシング装置は、国内外の顧客から高い評価を得ています。現在多数の引合を受けており、今後も順調に受注拡大していく見通しです。次世代パワー半導体では高品質・高良品率へのニーズが高く、歩留り率向上を実現できる同社設備の採用が検討されています。

 

また、同社は、オプトラン(6235)と、同社が有するナノメートルレベルの微細加工が可能なナノインプリント技術、インクジェット方式のパターニング塗布技術と、オプトランが有する光学系薄膜成膜技術、プラズマドライエッチング技術を組み合わせることで、先進的なドライパターニング量産技術を確立し、その技術をベースに立ち上げるナノインプリントリソグラフィー事業として、光学ガラス精密加工装置の開発、製造、販売を行う合弁会社を設立します。ナノインプリントリソグラフィー事業は、飛躍的に市場拡大が見込まれるARスマートガラス用オプティカルウェーブガイドやメタバース関連機器に使用されるキーデバイス、新たなコミニュケーションツールの開発が進められている有機ELディスプレイ関連など、多様な用途向けへの展開を視野に入れています。

 

<本日の監視銘柄群>

レーザーテック(6920)、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)、ルネサスエレクトロニクス(6723)、ispace(9348)、ソシオネクスト(6526)

 

<前日の東京株式市場>

26日の日経平均は前日比115.18円(0.37%)高の30916.31円と続伸しました。5日移動平均線(26日現在30888.94円)、25日移動平均線(同29530.95円)、75日移動平均線(同28329.10円)、100日移動平均線(同27909.89円)、200日移動平均線(同27765.19円)全て上回っています。27日の大阪証券取引所における日経平均先物6月物の夜間取引終値は前日比540円高の31500円、高値は27日02時06分の31560円、安値は26日16時43分の30930円でした。26日の騰落レシオ(6日移動平均)は64.78%でした。新高値銘柄数は121、新安値銘柄数は104でした。また、MACD(12日-26日)は678.23、シグナル(9日)は589.71でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は88.52でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが2つ(前日も2つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

26日のNYダウは6日ぶりに反発し、前日比328.69ドル高の33093.34ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同277.59ポイント高の12975.68ポイントでした。米政府の債務上限問題を巡る協議について、合意に近づいているもようであることが、買い材料になりました。ミシガン大学が発表した5月の消費者態度指数(確報値)は59.2と市場予想の57.7を上回ったことも好材料でした。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

26日のNY外国為替市場で円相場は、一時140円73銭と2022年11月下旬以来、約半年ぶりの円安・ドル高水準を付ける場面がありました。また、25日発表の四半期決算が好調だった半導体のマーベル・テクノロジーが3割超上昇するなど、26日の米国株式市場では、半導体関連を中心にハイテク株が買われました。SOX指数は6.26%上昇しました。

 

この「円安」と「米ハイテク株」を好感する形で、本日の東京株式市場でも、半導体関連中心に主力の輸出関連が買われ、日経平均等の株価指数を押し上げる見通しです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が5月22日の31086.82円を下回る必要があります。

 

4月17日から5月26日まで、25日移動平均線が、27日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で4月19日の28606.76円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、4月28日からの日経平均は、5月24日に、「日経平均の5日移動平均線自体は上向きを維持しているものの、5日移動平均線を下回る状況」に変化しましたが、26日に、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化したため、まずは、5月23日の31352.53円との「ダブルトップ」の形成を想定しています。

 

そして、本日以降、この31352.53円を上回るようならば(本日のザラ場で上回る可能性は高いと思いますが)、「日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向き」の状況に変化するまで、上昇トレンドが継続するとみています。突発的な悪材料が飛び出さない限り、6月9日のメジャーSQまでは「強気見通し」です。

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