6月12日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ツカダ・グローバルホールディング(2418)

ブライダル関連のコア銘柄として注目します。2023年12月期第1四半期連結累計期間の売上高は122.50億円(前年同四半期比40.8%増)、営業損失1300万円(前年同四半期は営業損失18.45億円)、経常利益は7200万円(同 経常損失9.73億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益3700万円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失12.83億円)と、大幅に改善しています。

 

セグメント別では、婚礼事業は、当第1四半期連結累計期間においては、ウィズコロナの下、婚礼施行件数は2157件(前年同四半期比22.4%増)と増加し、婚礼施行単価については回復に停滞感があるものの、利益となりました。この結果、当セグメントの売上高は71.49億円(同29.0%増)、セグメント利益は2.64億円(前年同四半期はセグメント損失3.04億円)でした。

 

ホテル事業は、当第1四半期連結累計期間においては、ホテル婚礼施行件数が354件(前年同四半期比23.8%増)と増加し、宿泊稼働率及び宿泊単価についても訪日外国人数の増加から堅調に推移し、急減したインバウンド需要についても緩やかに回復しています。この結果、当セグメントの売上高は43.82億円(同77.3%増)、セグメント利益は2.15億円(前年同四半期はセグメント損失10.77億円)でした。

 

そして、W&R事業は、当第1四半期連結累計期間においては、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」が「ニフティ温泉年間ランキング」全国総合第1位に選出され、来館数、売上高、セグメント利益ともに前年同四半期を上回り牽引しました。しかしながら、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」については、施術スタッフの増員に苦戦したこと、また、不採算店舗の閉鎖等の影響により当セグメントの売上高は微増となり、利益面では回復基調にあるが損失となりました。

 

なお、2023年12月期通期連結業績については、売上高は579.90億円(前期比12.2%増)、営業利益は45.08億円(同51.5%増)、経常利益は41.71億円(同12.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は29.27億円(同95.3%増)の見通しです。

 

<本日の監視銘柄群>

ソシオネクスト(6526)、アドバンテスト(6857)、エーザイ(4523)、東京電力HD(9501)、ファーストリテイリング(9983)、三菱商事(8058)

 

<前日の東京株式市場>

9日の日経平均は前日比623.90円(1.97%)高の32265.17円と3日ぶりに大幅反発しました。5日移動平均線(9日現在32108.88円)、25日移動平均線(同30715.44円)、75日移動平均線(同28871.55円)、100日移動平均線(同28464.24円)、200日移動平均線(同27939.51円)全て上回っています。10日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比50円高の32250円、高値は9日23時02分の32490円、安値は9日16時31分の32110円でした。9日の騰落レシオ(6日移動平均)は171.42%でした。新高値銘柄数は113、新安値銘柄数は16でした。また、MACD(12日-26日)は760.36、シグナル(9日)は729.44でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は30.92でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は3日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが5つ(前日は3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

9日のNYダウは4日続伸し、前日比43.17ドル高の33876.78ドルでした。ナスダック総合株価指数は続伸し、同20.62ポイント高の13259.14ポイントでした。来週は13日に5月の米CPIが発表されます。また、13~14日にFOMCが開かれます。このため、様子見気分が強い状態だったようです。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

9日の米国株が堅調だったため、本日の東京株式市場も堅調に推移する見通しです。9日にSQを無事通過したことで、今後は、日経平均のボラティリティは低下していくとみています。今週は、13~14日にFOMC、13日に米5月のCPI発表、15~16日に日銀の金融政策決定会合などが予定されています。このため、積極的な売り買いが手控えられる可能性が高いとみています。また、需給的にも、売り方のデルタ調整の先物買いもSQ通過で見込めません。上値を無理やり買い上がる(切羽詰まったショートカバー)ようなこともなくなる見込みのため、相場全体の値動きは自然体に戻るとみています。なお、国会会期末を21日に控え、衆院解散・総選挙への思惑が燻っているようです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月5日の32217.43円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月9日まで、25日移動平均線が、37日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月8日の28949.88円を下回ることが必要です。下回ることはないでしょう。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、5日移動平均線を基準にするとトレンド判断が見極めにくくなるため、調整入りの判断基準を、従来の「日経平均が5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線自体が下向きの状況に変化すると、短期的な調整局面に入る」から、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインに変更します。

 

6月9日の東証グロース市場指数は前日比4.66p(0.48%)高の984.20pでした。5日移動平均線(9日現在989.83p)を下回っています。25日移動平均線(同958.43p)、75日移動平均線(同959.65p)共に上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月5日の988.70pを下回る必要があります。25日移動平均線は6日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月8日の959.96pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、上昇に転じました。本日下向きに転じるには、2月20日の977.52pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体(従来は5日移動平均線自体)が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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