6月21日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ブレインパッド(3655)

伊藤忠商事(8001)と、生成AI(ジェネレーティブAI)を用いた企業の業務変革や新規ビジネス開発支援を行う「生成AI研究ラボ」を共同設立することが注目ポイントです。

 

両社は、伊藤忠グループの強みである生活消費分野に生成AIに関する多くの活用機会が存在すると見込んでおり、同分野を主たるターゲットとして本取り組みを進める予定です。まずは、「生成AI研究ラボ」にて伊藤忠商事の全社員が生成AIを気軽に活用できる環境を整備し、現場社員の生産性向上の検証を開始します。具体的には、情報漏洩を防ぐためのIT環境の整備や、正しいデータセットで学習されたAIモデルの利用環境、現場社員が生成AIを活用しやすいインターフェースや社内サポート体制を構築し、生成AIの実用化を目指します。また、将来的には、新規事業開発や伊藤忠グループの事業における生成AIの活用も検討し、生活消費分野における顧客属性に合わせた最適な商品やサービスのレコメンデーション機能の提供、サービス内容の自動照会など競争力を高めるための施策を検討します。

 

ちなみに、ブレインパッドは、創業来、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」をミッションに掲げ、一貫して「データ」を基軸に企業の経営改善を支援してきました。同社に所属する200名超のデータサイエンティストは、統計、数理科学、情報学などを基盤に、機械学習や深層学習、自然言語処理技術のビジネス実装の実績を重ねています。生成AI についても、すでに社内の研究プロジェクトを立ち上げており、パートナー関係にあるグーグル・クラウド・ジャパン合同会社を招いた生成AIに関するウェビナーの企画や、日本マイクロソフト株式会社のAIパートナーとしての連携を活かしながら、LLM(Large Language Models、大規模言語モデル)をはじめとする調査・研究を進めています。

 

<本日の監視銘柄群>

三菱商事(8058)、ソシオネクスト(6526)、ANYCOLOR(5032)、ABEJA(5574)、パス(3840)

 

<前日の東京株式市場>

20日の日経平均は前日比18.49円(0.06%)高の33388.91円と小幅に反発しました。5日移動平均線(20日現在33490.66円)を下回っています。一方、25日移動平均線(同31819.71円)、75日移動平均線(同29417.65円)全て上回っています。21日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比260円安の33080円、高値は20日16時51分の33290円、安値は21日00時14分の33020円でした。20日の騰落レシオ(6日移動平均)は129.34%でした。新高値銘柄数は142、新安値銘柄数は10でした。また、MACD(12日-26日)は948.18、シグナル(9日)は867.62でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は80.56でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが3つ(前日は5つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

20日のNYダウは続落し、前週末比245.25ドル安の34053.87ドルでした。ナスダック総合株価指数も続落し、同22.28ポイント安の13667.29ポイントでした。パウエルFRB議長が21日に下院で、22日に上院で証言するため、タカ派的な姿勢を示すとの懸念が強まり、株式が売られました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

20日の米国株が軟調だったため、本日の東京株式市場は弱含みもみあいで推移する見通しです。ただし、海外勢の買いも続き、下がり難く上がり易い投資環境が続いているため、東京株式市場では「踏み上げ相場」が継続する見通しです。その一方、上値では国内勢の利食い売りが出てくる見込みです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月14日の33502.42円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月20日まで、25日移動平均線が、44日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月17日の30093.59円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインと考えています。

 

6月20日の東証グロース市場指数は前日比6.67p(0.62%)高の1084.99pでした。5日移動平均線(20日現在1047.65p)、25日移動平均線(同981.79p)、75日移動平均線(同967.09p)全て上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月14日の1013.12pを下回る必要があります。25日移動平均線は13日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月17日の949.59pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、8日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月2日の956.61pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

 

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