6月22日 カブ知恵 モーニングミーティング議事録

<本日の注目銘柄>

ジャパニアス(9558)

中途採用を強化したことでエンジニア数の増加、高稼働率を維持できていることで、2023年11月期第1四半期売上高が22.89億円(前年同期比20.5%増)と、計画以上に推移していることが注目ポイントです。営業利益は1.97億円(同49.24%増)、経常利益は2.15億円(同60.45%増)、当期純利益は1.38億円(同48.39%増)でした。

 

ITインフラ整備やDX等に対し、民需、官需とも積極的な投資もあり、慢性的なIT人材不足となっていることも相まって、同社の先端エンジニアリング事業においては、オンサイト型開発支援業務、受託開発業務とも売上高を増加させることができました。一方で、高いIT投資等の需要に応えるため、同社は積極的にエンジニアを採用したことに伴い、売上原価は増加しましたが、稼働率の改善や一人当たり売上高の向上に取り組んだことにより売上総利益率は良化しました。販売費および一般管理費は、エンジニアの採用増に伴い増加しました。営業外収益は、業界未経験者へ実施した教育研修に対する人材開発支援助成金収入により増加しました。

 

利益配分に関する基本方針に基づき、当期純利益の50%を目標とした配当性向を継続し、2023年11月期の1株当たりの配当金は71.00円(前期は55.00円)の予定です。

 

<本日の監視銘柄群>

ソフトバンクグループ(9984)、ソシオネクスト(6526)、ヘリオステクノH(6927)、ABEJA(5574)、GLOBEE(5575)、アララ(4015)

 

<前日の東京株式市場>

21日の日経平均は前日比186.23円(0.56%)高の33575.14円と反発しました。5日移動平均線(21日現在33505.21円)、25日移動平均線(同31958.97円)、75日移動平均線(同29498.66円)全て上回っています。22日の大阪証券取引所における日経平均先物9月物の夜間取引終値は前日比50円安の33520円、高値は21日18時15分の33740円、安値は22日00時08分の33480円でした。21日の騰落レシオ(6日移動平均)は131.83%でした。新高値銘柄数は270、新安値銘柄数は6でした。また、MACD(12日-26日)は940.45、シグナル(9日)は888.89でした。ヒストグラム(=MACD -シグナル)は51.56でした。なお、ここ20日間のディストリビューションデー(株価指数が下落するときに取引高が前日より増大する日のことです。20日以内に5回あると暴落の兆しと言われています。)は2日です。ちなみに、当社の「天井確認10項目」のうちが4つ(前日は3つ)が点灯している状況です。

 

<前日の米国金融市場>

21日のNYダウは3日続落し、前日比102.35ドル安の33951.52ドルでした。ナスダック総合株価指数も3日続落し、同165.09ポイント安の13502.20ポイントでした。パウエル議長が21日の米下院金融サービス委員会で、「より緩やかなペースでの利上げが理にかなう」、「インフレ目標(達成)からは程遠い、2%回帰に注力」、「データは労働市場の緩やかな軟化を示唆も、依然として労働需要が供給を大幅に上回る状況」などと述べたことで、利上げ継続観測が一段と強まり、高PERのハイテク株中心に売られました。

 

<本日の東京株式市場の見通し>

21日の米国株が軟調だったため、本日の東京株式市場は弱含みもみあいで推移する見通しです。ただし、長期スタンスの海外勢の買いも続き、下がり難く上がり易い投資環境が続いているため、東京株式市場では「踏み上げ相場」が継続する見通しです。その一方、上値では国内勢の利食い売りが出てくる見込みです。

 

<日経平均テクニカル分析>

日経平均については、5日移動平均線自体が4月28日に上向きに転じました。本日以降、5日移動平均線が下向きに転じるためには、本日終値が6月15日の33485.49円を下回る必要があります。

 

4月17日から6月21日まで、25日移動平均線が、45日連続で上昇しています。本日、25移動平均線が下向き転換するには、終値で5月18日の30573.93円を下回ることが必要です。

 

ちなみに、6月8日に、「日経平均が5日移動平均線を下回っているものの、5日移動平均線自体が上向き」の状況に変化しましたが、翌9日にはすぐに、「日経平均が5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き」に変化しました。今後に関しては、「日経平均が25日移動平均線を下回り、且つ、25日移動平均線自体が下向きの状況」に変化すると、調整入りのサインと考えています。

 

6月21日の東証グロース市場指数は前日比8.00p(0.74%)高の1092.99pでした。5日移動平均線(21日現在1063.62p)、25日移動平均線(同987.52p)、75日移動平均線(同968.91p)全て上回っています。5日移動平均線は、5月31日に上昇に転じました。本日、下向きに転じるには、6月15日の1009.60pを下回る必要があります。25日移動平均線は14日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、5月18日の939.79pを下回る必要があります。そして、75日移動平均線は、9日連続で上昇しています。本日下向きに転じるには、3月3日の968.75pを下回る必要があります。

 

東証グロース市場指数の25日移動平均線が、6月2日に上昇転換しました。短期資金の流入が期待できる状況に変化しました。目先は、本格的なリバウンドの発生を想定しています。ただし、25日移動平均線自体が下向きに転じるようだと、調整色が強まる可能性が高まります。そうなったら、下落を警戒する必要があります。

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