10日の米国市場はリスクオフムードの強い１日
10日のシカゴ日経平均先物３月物は15545円大証比125円安でした。ＮＹダウは４日続落、前日比99.64ドル安の15914.74ドルでした。財務悪化懸念が強まっていたドイツ銀行などの金融株が急反発し、欧州主要国の株価指数が軒並み上昇したことが好感され、ダウは一時187.51ドル高まで上昇しました。原油安とイエレン発言を受け、売りが優勢になりました。ＮＹ原油先物相場は５日続落、ＷＴＩ期近の３月物は前日比0.49ドル安の１バレル27.45ドルでした。また、イエレンＦＲＢ議長は、下院金融委員会で行った証言で、世界的な金融情勢が景気減速につながる可能性があることを指摘しながらも、近く利下げを行う必要を想定せず、つまり、「昨年12月に開始した金融引き締めサイクルを覆す必要が出てくる公算は小さい」と述べました。なお、この発言を受け、ＮＹ外国為替市場では円相場が急伸、対ドルでは３日続伸し、前日比１円80銭円高・ドル安の１ドル＝113円30～40銭でした。10日の米国市場はリスクオフムードの強い１日になりました。
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