17日の海外動向と本日の相場見通し 円高が重し、日経平均は調整継続

17日のシカゴ日経平均先物6月物は16700円大証比120円安でした。一時16435円まで下落しました。NYダウは5日続伸、前日比155.73ドル高の17481.49ドルでした。今年に入って初めて昨年末の終値を上回りました。原油高と景気指標の改善が好感されました。フィラデルフィア連銀の3月の製造業景況感指数は12.4と市場予想のマイナス2に反して大幅に改善しました。NY原油先物相場は続伸、WTI期近の4月物は前日比1.74ドル高の1バレル40.20ドルでした。ドル安を受け、ドル建てで取引される原油の割安感を強めたことが買い材料になりました。NY円相場は大幅に3日続伸、前日比1円15銭円高・ドル安の1ドル=111円35~45銭で取引でした。一時110円67銭と、1年4カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けました。

 

原油高、米株高で投資家はリスクオンですが、日本株、特に日経平均に関しては、ドル安・円高が重しです。日経平均は昨日まで2日連続で5日移動平均線(17日現在17040.10円)を下回っており、調整色を強めています。一方で、25日移動平均線(同16426.43円)は上回っています。このため、3連休を控えた本日は、25日移動平均線と5日移動平均線とで挟まれたレンジで推移する見通しです。

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