国土強靭化関連銘柄

政府は2025年6月6日、「第1次国土強靱化実施中期計画」を閣議決定しました。5年間で20兆円強程度の事業規模で必要な施策を集中的に実施します。具体的な取り組みとして、上下水道施設の戦略的維持管理・更新を明記。損傷リスクが高く、大口径下水道管路の健全性確保率を2030年度までに100パーセントにする目標を掲げました。また、能登半島地震の教訓を踏まえ、広域支援に不可欠な陸海空の交通ネットワークの連携強化を盛り込みました。緊急輸送道路上の橋梁(約6万5千橋)の耐震化率を2056年度までに100パーセント、大規模地震時に確保すべき海上交通ネットワークの整備完了率を2051年度までに100パーセントとする目標を立てました。そこで、国土強靱化関連の主要銘柄をピックアップします。

コード 銘柄名 材 料
1414 ショーボンドホールディングス 「構造物の総合メンテナンス企業」として社会インフラの補修・補強等の事業を行う。建設会社としての設計・施工を主軸に、材料・工法の研究開発、さらには開発された材料や工法の製造や販売まで、社会インフラのメンテナンスを幅広くサポート。国内随一かつ屈指の総合メンテナンス体制が、ショーボンドグループの特色であり、強み。
5076 インフロニア・ホールディングス インフラの事業企画から維持・管理・運営までを一気通貫で取り組んでいる。建築事業・土木事業・舗装事業・建設機械からインフラ運営(官民連携・再生可能エネルギー事業)を担う事業会社がその強みを生かし一体となって、「総合インフラサービス企業」としてインフラの価値向上に向けた事業を展開している。
1813 不動テトラ 地盤改良技術を中核として総合土木事業を展開する不動建設と、消波ブロックを中核として海洋土木事業を展開するテトラが2006年に合併して誕生。土木事業、地盤事業、ブロック環境事業の3つの事業が協調しながら、豊かで安全・安心な国土づくりに貢献し、あらゆる変化を進化に換えて、独自の技術を提供している。
1871 ピーエス・コンストラクション 同社のプレキャスト・プレストレストコンクリート工法(PCaPC)は、PC(プレキャストコンクリート)鋼材を緊張し、圧縮力を加えたコンクリート。橋梁や高速道路など高い安全性が求められる公共構造物で使われている。PCとは、あらかじめ工場で制作したコンクリート部材。現場で型枠を組み施工した場合より高品質・高耐久。
7821 前田工繊 インフラの整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行う。大規模な自然災害が広範囲で頻発し、「防災」・「減災」への迅速な対応が求められる中、同社の全国をフルカバーする地域密着型の営業体制が果たすべき役割は、非常に大きいと自負。
1929 日特建設 ダムの基礎処理を創業工種として始まり、環境防災、維持補修、都市再生分野の専門工事に特化した地質に強い施工会社。高品質な建設と保守を通じて国内外のインフラプロジェクトに貢献し、社会インフラの安全性と耐久性の向上を支える。被災した社会基盤の復興に尽力し、2度と被災しないための予防としての国土強靭化に貢献。
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