航空宇宙・防衛関連銘柄
防衛省は2026年度予算の概算要求のなかで航空自衛隊を航空宇宙自衛隊(仮称)に改編することを明記しました。航空自衛隊は2020年5月に「宇宙作戦隊」を東京都の府中基地に新設。その後、2022年3月には上級司令部となる「宇宙作戦群」が同地に新編され、従来の宇宙作戦隊はその隷下へと編入されています。今回の改編は、こうした5年前からの動きの集大成といえるものです。なお、宇宙作戦群は、衛星通信、衛星放送や位置情報サービスなどで利用される人工衛星の安全を確保するため、宇宙空間で今何が起きているのかを把握する「 宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)」の任務にあたっています。そこで、航空宇宙自衛隊関連銘柄をピックアップします。
| コード | 銘柄名 | 材 料 |
| 5572 | Ridge-i | 光学衛星・SAR衛星のデータとお客様が保有する各種データを融合し、実利用可能な複合解析AIを提供。特定地域や対象物の定点モニタリング、地図更新などの実運用で官公庁・民間企業に採用された実績があり、内閣府主催「宇宙開発利用大賞」を3回連続で受賞。 |
| 6469 | 放電精密加工研究所 | 航空宇宙分野の部品の放電加工や表面処理などを中心とした受託加工および航空機用エンジン部品製造の一貫工程を担う。数多くの航空宇宙産業を担ってきたサプライヤーと連携して、航空宇宙部品ネットワークAPNETを2020年に構築した。航空宇宙産業で培った技術力提案と作業の効率化、確かな品質を提供。 |
| 7011 | 三菱重工 | 日本の宇宙開発の初期から参加し、長年ロケット技術開発を牽引。国際宇宙ステーションに貨物を運ぶ新型の補給機(HTV-X)の開発・製造にも関わっている。また、月を周回する有人宇宙ステーション「ゲートウェイ」や、月面を探査するためのローバー(有人・無人)の開発にも参画。 |
| 6503 | 三菱電機 | 宇宙事業に参画して以来、人工衛星をはじめ衛星の運用に欠かせない地上管制設備や大型望遠鏡まで、幅広い事業を展開。高品質、低コスト、短納期の衛星製造を実現するため標準衛星プラットフォーム「DS2000」を開発し、数多くの商用衛星を受注。 |
| 6701 | NEC | 革新的な技術力と豊富な実績により、宇宙通信、地球観測、科学・探査などの分野で高度なソリューションを提供している。人工衛星・機器から地上設備・データ処理解析等ソフトウェア、運用・維持管理サービスの提供を通して、sy会課題の解決に貢献。 |
| 7013 | IHI | わが国を代表するロケット飛翔体の総合メーカーとして、固体燃料ロケットの技術を応用し、科学観測や実用衛星打ち上げ用ロケットの開発を行なうことにより、日本の宇宙開発の一部を担っている。H3ロケットでは、三菱重工業(7011)に協力し、新型固体ブースタ等の開発に参画している。 |
