農業関連銘柄

政府は米価の高騰を受け、供給量を増やし価格を抑えることを視野にコメの増産方針を決めました。閣議決定した土地改良長期計画で農地の大規模化など生産性向上の取り組みを推進し、2026年度予算では先端技術を活用したスマート農業の導入支援などを盛り込みたい考えです。ただし、増産方針を決めた石破首相は退陣を表明しました。このため、今後、増産をどのように実行し、米価の安定につなげるかという大きな課題は、次期政権に引き継がれることになっています。それでも、世界の食料の需給及び貿易が不安定な要素を有していることから、国内の農業生産の増大を図ることは「食料安全保障」の観点からわが国にとって重要です。そこで、主要銘柄をピックアップします。

コード 銘柄名 材 料
7974 井関農機 日本やアジアでは、農業生産者やホビー農家など農業用を中心に、欧州や北米では、景観整備業者・ホビー農家・一般消費者などを対象に、トラクタ・乗用芝刈機などの整地用機械、田植機・野菜移植機などの栽培用機械、コンバインなどの収穫調製用機械、の開発・生産・販売・アフターサービスを行う。
6326 クボタ トラクタ、田植機、コンバイン等を取り扱う。最新テクノロジーを活用した将来の農業機械の一つの形を大阪・関西万博2025のパビリオン「未来の都市」で展示。各種作業を完全無人で実現する未来の「汎用プラットフォームロボット」などを展示した。
6250 やまびこ 効率的な薬剤散布を実現するためのブームスプレーヤ、果樹の立体空間に均一でスピーディーな薬剤散布を可能にしたスピードスプレーヤ、耕作地の防除管理を行うための乗用管理機、強みである特許送風技術で収穫効率を向上させる大豆・ジャガイモの収穫機など、食料の安定供給継続に不可欠な製品・サービスを提供。
4979 OATアグリオ 「防除技術(植物の薬)」、「施肥灌水技術(植物の栄養)」、「バイオスティミュラント(植物の免疫力向上)」をコアコンピタンスとして世界の食糧増産に貢献できる製品の開発販売を行っている。「食糧増産技術」(アグリテクノロジー)としての総合的かつ包括的な技術の開発と体系化に取り組んでいる。
4021 日産化学 農地に使用する除草剤・殺虫剤・殺菌剤等の開発・製造・販売を行っている。国内外の主要作物を対象とした新規薬剤の「探索・開発」に積極的に取り組んでいる。また、M&A、他社剤の買収による製品ラインアップの拡充を図り、国内外に幅広く販売している。
3694 オプティム 同社のスマート農業では、世界初のピンポイント農薬散布テクノロジーをはじめとした、AI・IoT・Roboticsの活用により農業の省力化と高収益化を実現する。高齢化、人手不足、技術継承、大規模化といった農業が抱えている課題を克服し安定的に運用できる産業にすることを目指している。
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