底地ビジネス関連銘柄

2025年9月29日、「日本経済新聞」が「「底地ビジネス」10兆円市場 借地権設定の土地取引、KKRやイオン活用 株主圧力で資産効率化」と題した記事を報じました。当該記事によれば「土地と建物の所有権を分離し、土地のみを取引する「底地(そこち)ビジネス」が拡大している。物言う株主(アクティビスト)の要求もあり、企業が資産の効率化に向けて土地の売却を進めていることが要因だ。米投資ファンドのKKRやイオンリテールが活用しており、2026年には国内市場が累計10兆円規模になるとの推計もある。 底地とは、建物を他者が所有することを前提に借地権を設定している土地を指す。」とのこと。そこで、関連の主要銘柄をピックアップします。

コード 銘柄名 材 料
3277 サンセイランディック 底地は、土地の「使う権利」と「持つ権利」が分かれていることで、物件の市場価値も低くなりがち。また、それぞれの権利を別の人が所有することで様々な問題が発生する。同社は、このような不動産を買取り、分かれている権利をひとつにすることによって、不動産本来の価値を取り戻す事業を行っている。
3252 地主 グループ会社の地主アセットマネジメントは2016年9月、底地特化型の私募リートである地主プライベートリート投資法人(「地主リート」)を設立した。これによりJINUSHIビジネスは土地の仕入から売却、その後の資産管理まで、一貫した収益モデルとして完成した。地主リートは、早期に資産規模5,000億円の達成を目指す。
3003 ヒューリック CRE(Corporate Real Estate)事業では、法人顧客が保有する不動産の有効活用の手伝いを通じて、企業価値向上をサポート。例えば、オンワードベイパークビルディング(底地)、東京都港区、ヒューリックは底地のみを保有。また、キオクシア四日市工場(底地)、三重県四日市市、ヒューリックは底地のみを保有。
9041 近鉄グループホールディングス 近鉄グループホールディングス(9041)の不動産部⾨の中核企業である近鉄不動産は、権利関係が複雑な底地(借地権付きの宅地)の価値を把握し、安定資産としての活用を提案している。
8850 スターツコーポレーション スターツグループは建設・不動産・管理事業を中心に、金融、出版、ホテル、高齢者支援事業などを行う総合生活文化企業。ピタットハウス葛西店(スターツピタットハウス株式会社)では、土地オーナーには借地及び底地整理・収益物件売買等の資産活用コンサルティングも随時行っている。
8772 アサックス 不動産担保融資・不動産融資・不動産担保ローンを展開。アサックスでは底地も担保として取扱い可能。底地の担保査定、およびお客様の確定申告書、事業計画書の分析を行い、融資を実行。
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