4日の海外動向と本日の相場見通し 基本的には、方向感の乏しい、もみ合いでしょう
4日の米国株式市場は独立記念日のため休場でした。欧州株式市場は5営業日ぶりに反落しました。銀と金相場が2014年以来の高値をうかがう勢いを示し、鉱業株が買われました。しかし、ECBから今後3年で不良債権を40%削減するよう求められた、イタリアの銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナが銀行株の下げを主導しました。また、英FT100種総合株価指数 は一時15年8月以来の高値を付けたものの、結局前週末比55.57(0.84%)安の6522.26でした。6月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)が46.0と、前月の51.2から低下し、09年6月以来7年ぶりとなる低水準に落ち込んだことが嫌気されました。
欧州株の上昇一服を受け、本日の日経平均も上げ一服が見込まれます。米雇用統計発表を週末に控えていることもあり、様子見気分が強い状況が続き、閑散相場が続くでしょう。日経平均の想定レンジは25日移動平均ベースのボリンジャーバンドのマイナス1σ(4日現在15555.67円)~4日高値15805.31円です。基本的には、方向感の乏しい、もみ合いでしょう。
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