９日の海外動向と本日の相場見通し オリンピック、夏の高校野球を観ながら、株式相場を眺める投資家が多そう
10日の大阪ナイトセッション日経平均先物９月物は前日比80円安の16650円でした。９日のＮＹダウは小幅反発、前日比3.76ドル高の18533.05ドルでした。原油相場下落が嫌気されました。ＮＹ原油先物相場は小幅反落、ＷＴＩ期近の９月物は前日比0.25ドル安の１バレル42.77ドルでした。米エネルギー省エネルギー情報局（ＥＩＡ）が、2016年の米国での産油量見通しを従来見通しからやや上方修正したことが嫌気されました。ＮＹ円相場は１ドル＝101円85～95銭、55銭の円高・ドル安でした。
米株に方向感がなく、円相場が若干円高に振れています。このため、本日の日経平均は３日ぶりに反落スタートが見込まれます。ただし、下がれば日銀のＥＴＦ買いが見込まれるため、下値は限定的でしょう。想定レンジは16650円±150円程度です。なお、売り買いともに目立った材料が見当たりません。相場の活気が乏しく、オリンピック、夏の高校野球を観ながら、株式相場を眺める投資家が多そうで、膠着感の強い「夏枯れ相場」が展開される見通しです。
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