31日の海外動向と本日の相場見通し 日経平均は「強含みのもみあい」がメインシナリオ
1日の大阪ナイトセッション日経平均先物9月物は前日比10円高の16900円でした。原油先物相場の下落で石油など資源関連株が売られ、8月31日のNYダウは続落、前日比53.42ドル安の18400.88ドルでした。NY原油先物相場は3日続落、WTI期近の10月物は前日比1.65ドル安の1バレル44.70ドルでした。週間の米石油在庫統計では原油在庫が前週から大幅に増えたことが嫌気されました。NY円相場は6日続落、前日比50銭の円安・ドル高の1ドル=103円40~50銭でした。FOMCで投票権を持つボストン連銀のローゼングレン総裁が講演で超低金利の弊害などに言及し、早期の利上げに前向きな発言をしたことで、ドル高が進みました。
円相場が円安気味に推移しているため、本日の日経平均は堅調推移が見込まれます。想定レンジは16900円±100円程度です。円相場がもう一段円安に振れれば17000円を回復する場面はあるでしょうが、2日の8月の米雇用統計発表を控え、積極的な上値追いは難しそうです。17000円アラウンドでは、利益確定売り、ヤレヤレ売り圧力の方が勝るとみています。一方、下値を売り叩く材料は見当たりません。このため、日経平均は「強含みのもみあい」がメインシナリオです。
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